竹内まりや
2000-11-22

【収録曲】
全曲作詞作曲 竹内まりや
5.作詞 松本隆 作曲 安部恭弘
11.作詞 安井かずみ 作曲 加藤和彦
12.作詞 松本隆 作曲 林哲司
13.作詞作曲 杉真理
14.作詞PIERRE DELANOE・MANN CURTIS    作曲 GILBERT BECAUD
プロデュース 山下達郎

1.アンフィシアターの夜 ★★★★☆
2.家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム) ★★★★☆
3.Forever Friends ★★★★☆
4.マンハッタン・キス ★★★★★
5.五線紙 ★★★★☆
6.元気を出して ★★★★★
7.カムフラージュ★★★★☆ 
8.プラスティック・ラブ ★★★★★
9.駅 ★★★★★
10.リンダ ★★★★★
11.不思議なピーチパイ ★★★★☆
12.SEPTEMBER ★★★★★
13.J-Boy ★★★★☆
14.LET IT BE ME ★★★★★
15.Closing~純愛ラプソディ(Instrumental) 省略

2000年11月22日発売
ワーナーミュージック・ジャパン
最高位3位 売上33.5万枚

竹内まりやの1stライブアルバム。竹内まりやのアルバムとしては1994年リリースの「Impressions」以来6年4ヶ月振りのリリースとなった。竹内まりや自身初となるライブ盤である。

2000年、TOKYO FM・FM OSAKAの開局30周年記念として日本武道館と大阪城ホールで行われたライブの模様を収録している。日本武道館でのライブは2000年7月11日と12日、大阪城ホールでのライブは7月31日に行われた。
このライブは竹内まりやにとって1982年以来実に18年振りとなるライブであった。

チャートでは初動18万枚を記録したものの、同日発売のサザンオールスターズの「バラッド3~the album of LOVE~」が初動136万枚という大記録を達成したうえ、2位にはビートルズの「ザ・ビートルズ1」が3週目ながらも23万枚を売り上げていたため、3位となってしまった。

今作に収録されたライブは映像としても残っていた。一部は2008年にNHKの音楽番組『SONGS』で放送された。2013年にリリースされたシングル「Dear Angie~あなたは負けない/それぞれの夜」の初回盤に付属したDVDでは「元気を出して」のライブ映像が、2014年リリースのアルバム「TRAD」の初回盤付属のDVDでは「カムフラージュ」「SEPTEMBER」「不思議なピーチパイ」「駅」のライブ映像が収録された。竹内まりやのライブ映像が作品化されるのは初であった。

【演奏メンバー】
竹内まりや…ボーカル、ギター、タンバリン
山下達郎…バンドマスター。ギター、コーラス、パーカッション、キーボード
青山純…ドラム
伊藤広規…ベース
佐橋佳幸…ギター
難波弘之…キーボード
重実徹…キーボード
土岐英史…アルトサックス、ソプラノサックス
国分友里恵…コーラス
佐々木久美…コーラス
三谷泰弘…コーラス

バンドメンバーは山下達郎のライブでも参加しているメンバーが数多く参加した。非常に豪華なメンバーであることが分かる。夫である山下達郎も参加しているのである。

聴いていると分かるが、演奏の面ではライブ盤なのにあまりライブらしさを感じさせない。青山純もインタビューで「ステージの上でレコーディングした感じ」と語っていた程。一方で竹内まりやのボーカルは序盤の2曲ではあまり声が出ていない感じがする。最初聴いた時はコーラスの人が歌っているのかと思ってしまった。それ以降ではいつも通りのボーカルになっている。やはり久し振りのライブということで緊張していたのだろうか?一部カットされているものの、MCや観客の拍手も入っており、臨場感に溢れたライブ盤になっている。

聴きどころはライブのラストを飾る「LET IT BE ME」での竹内まりや、山下達郎夫妻によるデュエット。夫婦にしか奏でられない美しいハーモニーがある。


ヒット作ではないが、中古屋ではそこそこ見かける。「贈り物」というタイトル通り、竹内まりやからファンへの贈り物のようなライブ盤である。長年のファンなら感動モノだろう。観客の拍手やMCも入っているため、その場にいるような臨場感も味わえる。そして、バンドメンバーの演奏も素晴らしい。ライブ盤としての完成度がとても高い。中にはスタジオ音源よりも良いと思える曲もある。これぞライブ盤と言える名作。

★★★★★