My Little Lover
2010-05-05

【収録曲】
DISC1
全曲作詞 akko
1.8.作曲 tetsuhiko
2.4.5.6.作曲 小林武史
3.7.9.作曲 松浦友也
10.作曲 前田啓介
11.作曲 Roger Joseph Manning Jr.
12.作曲 akko
1.編曲 tetsuhiko and other
2.4.5.6.編曲 小林武史
3.編曲 安達錬
7.8.9.編曲 皆川真人
10.編曲 前田啓介
11.編曲 Roger Joseph Manning Jr.
12.編曲 近田潔人,akko
プロデュース akko

1.り・ぼん ★★★★★
2.あふれる ★★★★☆
3.dreamy success ★★★☆☆
4.ラビリンス ★★★★☆
5.イニシャル ★★★★☆
6.アイデンティティー ★★★★☆
7.音のない世界 ★★★★★
8.時のベル ★★★★☆
9.blue sky ★★★★★
10.月の船 ★★★★☆
11.世界の旅人 ★★★★★
12.ハーモニー ★★★★☆

DISC2
全曲作詞作曲編曲 小林武史
7.作詞 小林武史&AKKO 
3.作曲 藤井謙二&小林武史
プロデュース       小林武史

1.Man & Woman ★★★★☆
2.白いカイト ★★★★★
3.Hello,Again〜昔からある場所〜 ★★★★★+2
4.ALICE ★★★★★
5.NOW AND THEN〜失われた時を求めて〜 ★★★★★
6.YES〜free flower〜 ★★★★☆
7.ANIMAL LIFE ★★★★☆
8.Shuffle ★★★★★
9.空の下で ★★★★★
10.DESTINY ★★★★★ 
11.CRAZY LOVE ★★★★☆
12.shooting star〜シューティングスター〜 ★★★★☆
13.日傘〜japanese beauty〜 ★★★★☆
14.Survival ★★★★★
15.深呼吸の必要 ★★★★☆

2010年5月5日発売
OORONG RECORDS(avex)
最高位6位 売上1.9万枚

My Little Loverの3rdベスト。(アルバム「akko」付属のリクエストベストを除く)。My Little Loverの15周年記念としてリリースされた。

前ベスト2作とは繋がっており、今作はakkoのソロプロジェクトとなった2006年から2009年までのシングルA面曲を網羅している。アルバム曲からも選曲されており、新曲も2曲収録されている。

「Complete Best」とタイトルにあるが、このタイトルが付いているのはDISC2もある方。「Best Collection〜Akko〜」と銘打ったDISC1のみのバージョンもリリースされた。モバイルサイトの通販やツアー会場予約限定でリリースされた15th Anniversary BoxではCD2枚+PVを網羅した2枚組のDVDも付属する。


DISC1はakkoのソロプロジェクトとなってからの曲が並ぶ。小林武史在籍時末期の曲は少し地味な曲が多かったものの、ソロプロジェクトとなったことでakkoのやりたい音楽をやれるようになったのだろう。初期マイラバを思わせるポップな曲が多い。akkoの夫でもあった小林武史はMy Little Lover脱退後も作曲・編曲家としてMy Little Loverに楽曲提供している。2008年には離婚したが、それ以降も参加している。爽やかなポップスばかりでとても聴いていて心地良いのだが、初期であり全盛期とも言える1990年代半ば〜後半頃の曲を真似しているような印象が否めない。良い曲は多いのだが、DISC2に収録されている曲のような圧倒的なインパクトや完成度を持った曲は無い。
何となくこの時期の曲を敬遠している初期のマイラバファンは意外と多い気がする。そのような方でもハマれるようなものになっていると思う。


DISC2はデビュー〜2004年までのシングル曲が並んでいる。1stベスト「singles」とは実に13曲被っている。この時期の小林武史は凄過ぎる。天才ポップス職人としてその実力を遺憾無く発揮している。一曲一曲の存在感が凄い。最早神がかっているレベル。流石にこの時期の曲を超えろというのは無理難題と言える。DISC1が良かったとはいえ、こちらの方に軍配が上がってしまうのは言うまでもない。


楽曲の感想については今作が初収録となる2曲のみにさせていただく。


「世界の旅人」は新曲。 提供者であるRoger Joseph Manning Jr.はアメリカで活躍するシンガーソングライター・キーボーディスト。ロック色の強い曲になっている。他の曲とはまた違った趣がある。「どんなことが起きたとしても 僕らは世界の旅人だから」というサビの歌詞が印象的。ギリギリまで張り上げたような危なげなakkoのボーカルが特徴的。


「ハーモニー」は新曲。akkoが作曲を担当した珍しい曲。「今の私の等身大のような曲」とakko本人が語っている。ピアノとストリングスが前面に出たミディアムナンバー。歌詞は人間関係の"ハーモニー"について描いている。ぶつかってしまうようなことも、少しずつ寄り添って重ねることで素晴らしいハーモニーを作り上げられる…というようなもの。「あなたが描く夢は 追いかけて求めるために そのために 在るから」という歌詞が印象的。


中古屋ではそこそこ見かける。今からMy Little Loverを聴くなら今作が一番良いと思う。「Singles」とかなり被ってしまっているが、ソロプロジェクトになってからの曲も聴けるのでこちらの方がおすすめ。

★★★★★