久保田利伸
2002-12-04

【収録曲】
全曲作詞作曲 久保田利伸
3.作詞作曲 D'wayne Wiggins,Toshi Kubota
4.作曲 久保田利伸&柿崎洋一郎
10.作曲 久保田利伸,Phil Norlan&Randy Kantor
12.作詞作曲T.Kubota,J.Cardwel,H.Peretti,L.Creatore,G.Weiss
15.作詞 井沢満
全曲編曲 柿崎洋一郎
8.13.編曲 久保田利伸
プロデュース  久保田利伸

1.LA・LA・LA LOVE SONG ★★★★★
2.the Sound of Carnival (BRAND NEW MIX) ★★★☆☆
3.Nice&EZ ★★★★☆
4.Cymbals ★★★★★
5.Candy Rain ★★★★★
6.SOUL BANGIN' ★★★★☆
7.AHHHHH! (NORTHERN LIGHTS VERSION) ★★★★★
8.What's The Wonder? ★★★☆☆
9.君は なにを 見てる ★★★★★
10.Always Remain ★★★★☆
11.Summer Eyes ★★★★★
12.NEVER TURN BACK (FEATURING PRAS) ★★★☆☆
13.Messengers' Rhyme 〜Rakushow, it's your Show!〜(THE BADDEST BOTTOM MIX) ★★★★☆
14.ポリ リズム ★★★★★
15.夜に抱かれて 〜A Night in Afro Blue〜 ★★★★☆
16.Free your Soul (KC's BEE-MELLOW Remix) ★★★★☆

2002年12月4日発売
ソニー・ミュージックレコーズ
最高位3位 売上31.6万枚

久保田利伸の3rdベスト。前作ベスト「THE BADDEST Ⅱ」からは9年振りのリリースとなった。初回盤はBOXケース入り仕様。

今作は渡米して拠点をニューヨークに移してからの作品が多く並んでいる。ブラックミュージックの本場の空気を体感したためか、今までの作品よりも格段に濃厚なR&Bやソウルが展開されている。これまでの作品に多く見られたファンクは少なめ。

今作に収録されているヒット曲は「LA・LA・LA LOVE SONG」くらいのもので、他は以前ほどのヒットを飛ばすことができていない。ブラックミュージックのファン以外には取っつきにくいような曲が増えてきたからだろう。

楽曲の感想については今作が初収録となる曲のみにさせていただく。リミックスバージョンは省略する。


「Cymbals」は1997年にリリースされた19thシングル曲。TBS系ドラマ『君が人生の時』の主題歌に起用された。しっとりと聴かせるバラードナンバー。曲調はとてもゆったりしている。サウンドはピアノやストリングスが前面に出ている。歌詞は少年時代の恋愛を振り返っているもの。「見つけたものに 君がざわめく 愛しい日々が 明日のシンフォニー」という歌詞が印象的。美しいメロディーが聴いていてとても気持ちが良い。久保田利伸のバラードの中では割と著名な部類である。EXILEのATSUSHIや堂珍嘉邦が歌ったバージョンも知られている。


「SOUL BANGIN'」は1999年にリリースされた21stシングル曲。トヨタの「PRADO」のCMソングに起用された。濃厚なファンクナンバー。グルーヴィーなサウンドが展開されており、聴いているとつい体が動いてしまう感覚がある。歌詞もファンキーな雰囲気溢れるものになっている。「サビた足音 風にまかせて 我がもの顔 そうさ 笑い流せ」という歌詞が印象的。シングル向きな曲とはあまり思えないが、格好良い曲である。


「AHHHHH! (NORTHERN LIGHTS VERSION)」は1998年にリリースされた20thシングル曲。日本テレビ系バラエティ番組『進め!電波少年』の"朋友"の応援歌として使用されていた。ニューバージョンであり、シングルバージョンではない。ポップでブラックミュージック色はそこまで強くないのでライトリスナーにも馴染みやすい印象の曲。『電波少年』世代の方には印象深い曲だと思う。力強いメッセージ性のある歌詞も良い。聴いていると不思議と力が貰えるようなパワーを持っている。


「Messengers' Rhyme 〜Rakushow, it's your Show!〜(THE BADDEST BOTTOM MIX)」は1999年にリリースされた23rdシングル曲。映画『メッセンジャー』のテーマソングに起用された。リミックスされており、シングルバージョンではない。タイトルからも察しがつくがヒップホップナンバー。ボーカルもラップ調。久保田利伸らしいノリの良い曲となっている。語感の良さだけを突き詰めたような歌詞もまた口ずさむと気持ちが良い。この手のジャンルの音楽があまり好きではない管理人でも聴けるようなものになっている。


ヒット作なので中古屋ではそこそこ見かける。入門としては「THE BADDEST〜HIT PARADE〜」が一番おすすめだが、入手の手軽さやコンパクトさで言うなら今作もおすすめできる。「LA・LA・LA LOVE SONG」を始め、多くのタイアップ曲があるので当時をリアルタイムで過ごしていた方には馴染み深い曲が多いと思う。今作でしか聴けない曲はないが、バージョン違いは多くあるので価値は失っていない。入門のパターンの一つとして聴くのも良いだろう。

★★★★☆