【収録曲】
DISC1
1.3.8.11.12.13.作詞 森浩美
2.作詞 福島優子・森浩美
4.5.9.作詞 小倉めぐみ
6.作詞 林田健司・森浩美
7.作詞 林田健司
10.作詞 相田毅
11.コーラスwords Candee Hayashida
14.作詞 スガシカオ
15.作詞 戸沢暢美
16.作詞 N.マッピー・しんご・土生京子 
17.作詞 野島伸司
1.作曲 Jimmy Johnson(馬飼野康二の変名)
2.作曲 筒美京平
3.5.作曲 馬飼野康二
4.作曲 谷本新
6.7.11.作曲 林田健司
8.作曲 MARK DAVIS(馬飼野康二の変名)
9.作曲 庄野賢一
10.作曲 岩田雅之
12.13.15.17.作曲 小森田実(13.17.はコモリタミノル名義)
14.作曲 川村結花
16.作曲 N.マッピー・日高智
1.3.編曲 船山基紀
2.編曲 土方隆行
4.編曲 重実徹
5.6.7.8.11.12.14.編曲 CHOKKAKU
9.編曲 庄野賢一
10.編曲 岩田雅之
13.17.編曲 コモリタミノル
15.編曲 長岡成貢
16.編曲 日高智
7.コーラスアレンジ 椎名和夫
11.コーラスアレンジ 佐々木久美

1.Can't Stop!!-LOVING- ★★★☆☆
2.BEST FRIEND ★★★★☆
3.笑顔のゲンキ ★★★★☆
4.君は君だよ ★★★★★
5.どうしても君がいい ★★★☆☆
6.$10 ★★★★★
7.君色思い ★★★★☆
8.オリジナル スマイル ★★★★★+1
9.がんばりましょう ★★★★★
10.俺たちに明日はある ★★★★☆
11.青いイナズマ ★★★★★
12.SHAKE ★★★★☆
13.ダイナマイト ★★★★☆
14.夜空ノムコウ ★★★★★+2
15.たいせつ ★★★★☆
16.Five True Love ★★★★☆
17.らいおんハート ★★★★★ 


DISC2
1.8.14.作詞作曲 市川喜康
2.作詞作曲 シライシ紗トリ
3.作詞 N.マッピー・鈴木おさむ
4.作詞作曲 槇原敬之
5.作詞 工藤哲雄
6.作詞作曲 井出コウジ
7.作詞 キハラ龍太郎
9.作詞 多田琢
10.15.作詞 麻生哲朗
11.作詞 宮藤官九郎
12.作詞作曲 森元康介
13.作詞 佐原けいこ
3.作曲 N・マッピー
5.作曲 都志見隆
7.作曲 斎藤潤
9.作曲 TAKUYA
10.作曲 菅野よう子
11.作曲 コモリタミノル
13.作曲 日比野元気
15.作曲 平田祥一郎
1.編曲 ZAKI
2.編曲 シライシ紗トリ
3.編曲 鈴木Daichi秀行
4.編曲 槇原敬之
5.編曲 都志見隆
6.編曲 米光亮
7.10.編曲 武藤星児
8.14.編曲 小西貴雄
9.編曲 田辺恵二
11.編曲 コモリタミノル
12.編曲 中野雄太・森元康介
13.編曲 春川仁志
15.編曲 平田祥一郎
4.ストリングスアレンジ 門倉聡
9.15.コーラスアレンジ 知野芳彦
12.ストリングスアレンジ 中野雄太

1.オレンジ ★★★★★
2.freebird ★★★★☆
3.FIVE RESPECT ★★★★★
4.世界に一つだけの花(シングル・バージョン) ★★★★★
5.僕は君を連れてゆく ★★★☆☆
6.SUMMER GATE ★★★★☆
7.A Song For Your Love ★★★★☆
8.夏日憂歌 ★★★★★
9.ススメ! ★★★★★
10.Song of X'smap ★★★★★
11.BANG!BANG!バカンス! ★★★☆☆
12.Dawn ★★★★☆
13.Fine,Peace! ★★★★☆
14.Triangle ★★★★☆
15.Dear WOMAN ★★★★★


DISC3
1.6.作詞作曲 MORISHIN'S 
2.作詞 篠崎隆一
3.作詞 佐原けいこ
4.作詞作曲 Hi-Fi CAMP
5.作詞作曲 島崎貴光
7.作詞作曲 山崎隆明
8.10.作詞 麻生哲朗
9.作詞作曲 前山田健一
11.作詞 飯田清澄・zopp
12.作詞作曲 N.マッピー・宮下浩司・宮下昌也
13.作詞 Jeff Miyahara
14.作詞作曲 津野米咲
15.17.作詞 大竹創作
16.作詞作曲 中田ヤスタカ
18.作詞作曲 椎名林檎
2.作曲 清水哲平・Axel Bellinder・Stefan Engblom
3.作曲 日比野元気
8.10.作曲 菅野よう子
11.作曲 飯田清澄
13.15.作曲 Jeff Miyahara・blackSHEEP
17.作曲 ☆Taku Takahashi
1.6.編曲 REO
2.編曲 中西亮輔
3.編曲 宗像仁志
4.編曲 長岡成貢
5.編曲 島崎貴光
8.14.編曲 菅野よう子
9.編曲 清水俊也
10.編曲 CHOKKAKU
11.編曲 本間昭光
12.編曲 N.マッピー・宮下浩司・宮下昌也
13.15.編曲 Jeff Miyahara・blackSHEEP
16.編曲 中田ヤスタカ
17.編曲 Mitsunori Ikeda&☆Taku Takahashi
18.編曲 村田陽一
1.コーラスアレンジ 前嶋康明
2.コーラスアレンジ 知野芳彦
5.ストリングスアレンジ クラッシャー木村

1.ありがとう ★★★★★
2.Simple ★★★★★
3.STAY ★★★★★
4.この瞬間、きっと夢じゃない ★★★★★
5.はじまりのうた ★★★★★
6.どうか届きますように ★★★★☆
7.チョモランマの唄 ★★☆☆☆
8.さかさまの空 ★★★★★
9.手を繋ごう ★★★☆☆
10.gift ★★★★☆
11.前に! ★★★☆☆
12.CRAZY FIVE ★★☆☆☆
13.Battery ★★★☆☆
14.Joy!! ★★★★★
15.シャレオツ ★★★★★
16.Amazing Discovery ★★★☆☆
17.ビートフルデイ ★★★★☆
18.華麗なる逆襲 ★★★★★

2016年12月21日発売
JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
最高位1位 売上112万枚(執筆当時)

SMAPの6thベスト。SMAPのデビュー25周年を記念して制作、リリースされた。初回盤は三方背BOX入りでデジパック仕様。

今作のテーマは「SMAPの音楽活動を支えてきてくださったファンの皆様の思いを大切に」というものであり、決して解散を前提とした作品ではない。レコード会社のビクターは当初から「解散」や「最後」と言ったフレーズを使ってこなかった。あくまでSMAPのCDデビュー25周年を記念したベストである。

選曲はファン投票によって決定された。これまでの全曲から選ばれ、上位50位までの曲が収録されている。曲順についてはリリース順になっている。ソロ楽曲や複数商法によるC/W曲(形態によってC/W曲が分かれているもの)のための自由記入欄も用意されていた。投票結果についてはこちらをご覧いただきたい。

選曲結果については、ヒット曲は概ね収録されているが、解散という事情もあってかファンの想いを反映したような曲が多く収録されている。1位になった「STAY」はそれが顕著に現れていると言える。「元気が出る曲」というテーマでファン投票で選曲された「SMAP AID」とは15曲中13曲被っているのが特徴。メッセージ性の強い曲が多いので「SMAP AID」を重力級にしたようなイメージである。

長きに渡って国民に親しまれてきた文字通りの「国民的アイドル」であるSMAPの解散は国民の一大関心事だった。連日のように報道されていたのが記憶に新しい。1週目で66.8万枚を売り上げてこれまでのオリジナルアルバムの売上を抜き去り、3週目にしてミリオンを達成した。66.8万枚という初動売上は2016年にリリースされたアルバムの中では最高だった。

楽曲の感想については、今作が初収録となる曲のみにさせていただく。バージョン違いは省略する。


「僕は君を連れてゆく」は2003年リリースの35thシングル「世界に一つだけの花」のC/W曲。しっとりとしたバラードナンバー。打ち込み主体の優しいサウンドが聴いていて心地良い。歌詞は青春時代の雰囲気を感じさせるような、どこか懐かしい味わいを持ったもの。一曲単位で聴くと普通に良い曲なのだが、やはり地味と言わざるを得ない。国民的なヒット曲のC/Wという位置は辛いものがある。しかし、今作で救済されたのはその位置のおかげだったとも考えられる。


「song of X'smap」は2005年にリリースされた36thシングル「友だちへ〜Say What You Will〜」のC/W曲。SMAPが主演したフジテレビ系スペシャルドラマ『X'smap〜虎とライオンと五人の男〜』の主題歌に起用された。ポップな曲調やキラキラしたサウンドが展開されたクリスマスソング。クリスマスソングにありがちな恋人同士の話に終わらせず、「誰もが誰かのサンタクロース みんなが主役」と歌い上げている。その辺りも国民的アイドルであるSMAPならではと言ったところか。 C/W曲として埋もれるには勿体無いような曲だと思うので、今作で日の目を見て良かった。クリスマスソングとしてもう少し語られても良いように感じる。


「BANG!BANG!バカンス!」は2005年にリリースされた37thシングル曲。テレビ朝日系のスポーツ中継のテーマソングに起用された。タイトルからも何となく察しがつくが、ふざけた感じのノリのいい曲。作詞は宮藤官九郎が担当しているため、宮藤官九郎特有のゆるゆるとしたユーモアな歌詞が展開されている。正直おちゃらけ過ぎてあまり好きではないのだが、それでもノリの良さだけで聴けてしまう。インパクトは凄いので夏ソングの代表格として扱われていたのも頷ける。オリジナルアルバムに入っていたら間違いなく浮いていたと思うので、今作まで埋もれていたのは正解だったのかもしれない。


「チョモランマの唄」は初CD化曲。2008年開催の全国ツアー「SMAP 2008 super.modern.artistic.performance tour」での映像コーナーのために作られた曲。約1分50秒の非常に短い曲である。ゆるい雰囲気溢れる曲になっている。チョモランマはテンションが上がっている様子の比喩である。曲自体はそこまで特筆すべきものではないが、ファンの中でもライブに行くような熱心なファンでないと分からない曲だろう。このような曲がファン投票で選ばれたことにファンの熱意を感じた。曲はどうあれ、資料的な価値は高い。


「手を繋ごう」は2012年にリリースされた48thシングル「Moment」のC/W曲。表題曲がオリジナルアルバムのみならず今作でも選曲漏れしたのに反して、こちらは晴れて初のアルバム収録を勝ち取った。作詞作曲はヒャダインこと前山田健一が担当した。ピアノや打ち込みが主体となったミディアムナンバー。歌詞は世界平和を思わせるような内容のもの。「世界に一つだけの花」以降顕著に見られる国民的アイドル路線の楽曲。普通に良い曲なのだが、スケールが大き過ぎる。前山田健一ならもっと明るくて楽しくなれるような曲を作ると思ったが…SMAPが相手になったので硬くなってしまったのだろうか?


「Battery」は2013年にリリースされた49thシングル曲。「Mistake!」とは両A面シングルだった。USJとSMAPのコラボイベント「UNIVERSAL STUDIOS JAPAN×SMAP:WORLD ENTERTAINMENT PROJECT」のCMソングやアトラクション「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」のBGMに起用された。デジタルサウンドが多用されたロック色の強い曲。歌詞は全編英語詞。聴いているとワクワクするような感覚がある。割と格好良いのだが、これをシングル化するか?という印象。メンバーのソロ曲やC/W曲くらいの位置がちょうど良いと思う。


「シャレオツ」は2013年にリリースされた51stシングル曲。草彅剛が主演したフジテレビ系ドラマ『独身貴族』の主題歌に起用された。タイトルは「おしゃれ」の業界用語風の言い回し。おしゃれなものに使用するのもそうだが、ダサいものへの揶揄として使われている印象もある。格好良くもあり、ダサくもある不思議な印象の曲。メンバーが40代を迎えたこともあってか、中年の雰囲気も感じさせる。構想は潰えることとなったが、大人を前面に押し出したアイドルという路線を目指していたのかもしれない。もう少しこの路線の曲を聴いてみたかった。


「Amazing Discovery」は2014年にリリースされた53rdシングル曲。USJのテーマソングに起用された。「Battery」に続いてのUSJとのタイアップソング。作詞作曲編曲を中田ヤスタカが担当した。そのためか、サウンドはPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅのそれにそっくり。中田ヤスタカは女性ボーカルとの相性が良い印象があるが、あまり違和感は無い。キラキラしたサウンドは聴いていて楽しくなれる。中田ヤスタカらしくしっかりとキャッチーに仕上げているので聴きやすさは抜群。


「華麗なる逆襲」は2015年にリリースされた54thシングル曲。草彅剛主演のフジテレビ系ドラマ『銭の戦争』の主題歌に起用された。作詞作曲は椎名林檎が担当した。大人の雰囲気を感じさせるアイドルポップ。サウンドはホーンやストリングスが前面に出た派手なもの。椎名林檎作詞作曲ではあるが、椎名林檎特有の世界観はあまり感じられない。歌詞はタイトル通りのことが語られている。「どんな逆境だって たのしんでしまえ さあ 面白おかしく 俺は勝ち逃げするよ」という歌詞が印象的。偶然とはいえ、解散前ラストの作品のラストを飾る曲がこれ。SMAPにもいつか「華麗なる逆襲」を果たしてほしい。


大ヒットしているので今後は中古屋で見かける頻度が高くなると思われる。SMAP程のキャリアを持つアイドルとなると、選曲について「あの曲が入ってない」というような文句が噴出するだろうが、聴いていて素直に良いと思えるようなポップスばかり。沢山選ばれてはいるが、人気曲を網羅している訳ではないのでSMAPの入門にもおすすめ。オリジナルアルバムを聴こうとする意欲も高まると思う。聴けば聴くほどSMAPの存在の大きさを痛感させられる。いつか再結成してまた素晴らしい音楽を届けてほしい…というのは無謀な願いなのだろうか?無謀だとしても願わずにはいられない。

★★★★★