【収録曲】
DISC1
全曲作詞 YUKI
7.作詞 YUKI/Caravan
9.10.作詞 YUKI/蔦谷好位置
15.作詞作曲 YUKI/DON
1.4.作曲 YUKI
2.作詞作曲 日暮愛葉
3.作曲 Andy Sturmer
5.作曲 ナンバキイチロウ
6.作曲 松浦友也
7.作曲 Caravan
8.作曲 田中ユウスケ
9.10.11.12.13.14.作曲 蔦谷好位置
1.編曲 亀田誠治
2.編曲 日暮愛葉
3.編曲 Andy Sturmer
4.編曲 YUKI
5.編曲 YUKI&PRISMIC YUKI BAND,會田茂一
6.7.編曲 會田茂一
8.編曲 田中ユウスケ
9.編曲 湯浅篤
10.編曲 田中ユウスケ,湯浅篤
11.12.編曲 蔦谷好位置
13.編曲 島田昌典
14.編曲 DON
8.ストリングスアレンジ 弦一徹


1.MY HAND ★★★★☆
2.the end of the shite ★★★★☆
3.プリズム ★★★★☆
4.66db ★★★★☆
5.スタンドアップ!シスター ★★★★☆
6.センチメンタルジャーニー ★★★★★
7.ハミングバード ★★★★☆
8.Hone Sweet Home ★★★★☆
9.ハローグッバイ ★★★★☆
10.JOY ★★★★★
11.長い夢 ★★★★★
12.ドラマチック ★★★★★
13.歓びの種 ★★★★☆
14.Rainbow st.(super session)  ★★★★☆

DISC2
全曲作詞 YUKI
6.作詞 YUKI,mugen
1.2.作曲 蔦谷好位置
3.6.7.8.作曲 mugen 
4.作曲 野間康介
5.10.作曲 大川カズト
9.作曲 飛内将大
11.12.作曲 HALIFANIE
13.作曲 會田茂一
1.編曲 田中隼人
2.編曲 YUKI&Band ASTRO,玉井健二,湯浅篤
3.編曲 YUKI&玉井健二,湯浅篤,mugen
4.編曲 YUKI&玉井健二,橋本竜樹
5.編曲 YUKI&玉井健二,大川カズト
6.編曲 YUKI&玉井健二,百田留衣
7.編曲 YUKI,玉井健二,湯浅篤,百田留衣
8.9.10.11.12.編曲 YUKI,玉井健二,百田留衣 
13.編曲 會田茂一
3.4.5.ストリングスアレンジ 弦一徹

1.メランコリニスタ ★★★★★
2.ふがいないや ★★★★★
3.星屑サンセット ★★★★★
4.ワンダーライン ★★★★★
5.汽車に乗って ★★★★☆
6.ランデヴー ★★★★☆
7.COSMIC BOX ★★★★☆
8.うれしくって抱きあうよ ★★★★★
9.2人のストーリー ★★★★☆
10.ひみつ ★★★★☆
11.Hello! ★★★★☆
12.世界はただ、輝いて ★★★★★
13.大人になって ★★★★☆ 

2012年2月1日発売
Epic Records
最高位2位 売上12.3万枚

YUKIの2ndベスト。YUKIのソロデビュー10周年記念として制作、リリースされた。完全生産限定盤、初回生産限定盤、通常盤の3形態でリリースされた。上位2形態はDVDも付属している。

今作はソロデビューしてから今作リリースまでのシングルA面曲が全て収録されている。しかし、前作ベスト「five-star」に収録された配信限定シングル「ビスケット」は収録されていない。未発表バージョンや新曲が収録されているのも特徴。

タイトルは数学用語で「10の10乗をどんどん繰り返す」というような意味がある。タイトルについてYUKIは「私のこの10年の力、私を支え続けてくれた音楽の力、私を好きでいてくれるファンの思いの力など、この10年間にはたくさんの"POWERS OF TEN=10の力"が働いていたことに対する感謝の気持ちをこめてこのタイトルにした」と語っている。

収録曲の感想は今作が初収録となる曲のみにさせていただく。バージョン違いは省略する。


「MY HAND」は未発表曲。ソロデビューして初めて制作されており、「the end of shite」よりも前に制作されたという。作曲はYUKI自らが行なった。編曲は亀田誠治が担当した。激しいギターサウンドが前面に出たロックナンバー。しかし、サビは比較的キャッチーである。歌詞はメッセージ性の強いものとなっている。自分の手は何のためにあるのだろうか?それがテーマである。答えは「悲しみの果ても蹴散らす」ため、「君を抱きしめる」ためにある。今まで未発表だったのが不思議なくらい完成度が高い。むしろシングルにしていても良かったのではないかと思うほど。


「ワンダーライン」は2007年にリリースされた16thシングル曲。配信限定シングルを含めると17thシングル。YUKI本人も出演したNTT DoCoMo「N905i」のCMソングに起用された。打ち込みが多用されたノリの良いポップナンバー。ライブで盛り上がる曲らしい。ワクワクするようなサビのメロディーはYUKIならでは。歌詞は散文的で少し難解な印象なのだが、それでも聴いていると楽しくなるような詞世界となっている。このようなポップスはソロとしてのYUKIの王道と言える。まず外れがない。


「世界はただ、輝いて」は新曲。ソロデビュー10周年記念として書き下ろされた。勢いの良いバンドサウンドで彩られた楽しげなポップナンバー。爽やかなギターサウンドは聴いていて心地良い。曲中には語りも入っている。歌詞は10周年ということもあってか、これまでの楽曲を彷彿とさせるタイトルが多く使われているのが特徴的。「Hello!」「立ち上がれ!シスター」「JOY」「長い夢」「汽車に乗って」「ワンダーライン」「うれしくって抱きあうよ」等…それらを違和感無く使っている。「踊り続ける」というYUKIの決意を表明しているかのような曲である。10周年を飾るにふさわしい曲だと思う。


「大人になって」は未発表曲。「PRISMIC」に収録された「愛に生きて」と同じ時期に作られたという。ゆったりとしたメロディーやアコースティックなバンドサウンドが心地良い曲となっている。歌詞はYUKIの地元である函館への想いが語られたもの。「繋いで 伝えて 時代は流れ 変わり続ける 私はやっと今日を繋ぎ合わせる」という歌詞が印象的。フォークロックのようなシンプルさがあるので、「PRISMIC」に収録されていても何ら違和感が無かったような曲。これまで埋もれていたのが勿体無いと感じるような曲である。


ヒット作なので中古屋ではそこそこ見かける。「five-star」の拡大版と言える作品なので、今からYUKIを聴くなら今作が最も入門に適している。ソロデビューしてから、ソロとしての音楽性を見つけるまでの過程がよく分かる内容になっていると思う。DISC1の後半から急に評価が高くなっているが、その頃にYUKIの音楽性が定着したと言える。独特な歌声を生かした、クセのあるポップスというのがソロ歌手・YUKIの王道な音楽性だろう。JUDY AND MARY時代も良いが、ソロになっても良い曲ばかり。

★★★★★