しばらく前の話になってしまうが、ツイッターで「#自分史上ベストソング10曲」というタグがあり、それに便乗して10曲を挙げたことがあった。それは自分が今に至るまでの過程で聴いてきた音楽の中から、特に大切な存在であると言える曲。流石に10曲だけに絞るのは酷だったので少しだけ追加して15曲とさせていただいた。以前やった時からの変化も反映させつつその曲との思い出について語っていきたいと思う。

色々と考えて何とか絞った15曲はこちら↓挙げている順番については初めて聴いた順である。

スピッツ「ロビンソン」
槇原敬之「もう恋なんてしない」 
山下達郎「クリスマス・イブ」
浜田省吾「片想い」 
KAN「愛は勝つ」
MY LITTLE LOVER「Hello,Again〜昔からある場所〜」
松任谷由実「Hello,my friend」
竹内まりや「毎日がスペシャル」
小田和正「風の坂道」
大江千里「GLORY DAYS」
高野寛「BLUE PERIOD」
岡村靖幸「どぉなっちゃってんだよ」
小沢健二「愛し愛されて生きるのさ」
電気グルーヴ「N.O.」
L⇔R「REMEMBER」
 
それでは語っていこう。楽曲自体について語るのではなく、その曲についての思い出をひたすら語らせていただく。

スピッツ「ロビンソン」


この曲を初めて聴いたのは幼稚園の年長の頃だったと思う。その頃は音楽なんて全く分からなかったし、好きなアーティストなんていなかった。自分の兄がスピッツのファンだったようで、その流れもあってか母の車の中で流れていた。恐らく聴いていたのは「RECYCLE」か「CYCLE HIT」だろう。初めてこの曲を聴いた時、そんなはずは無いのに、遠い昔にどこかで聴いたことがあるような不思議な感覚になった。それは爽やかさと繊細さに溢れたイントロのせいだったのかもしれない。そして、イントロが終わって聴こえてきた草野正宗の歌声に包まれた。どこまでも広がっていくようなサビのメロディーにも圧倒された。
他にも流れていた曲の中で印象に残ったのは「君が思い出になる前に」「青い車」「空も飛べるはず」「涙がキラリ☆」「スカーレット」「楓」辺りがあったが、その中でも突出して「ロビンソン」が好きだった。
今までで一番多く聴いた曲がこの曲だと思う。初めて聴いてからもう10年以上経過しているのに、今でもあのイントロを聴くと鳥肌が立つし、難解な歌詞について考えを巡らせてしまう。ベストソングの中でランキングをつけるとしたら間違いなく1位になると思う。音楽について何も分からなかった6歳の頃の自分を感動させたのだから当たり前だろう。


槇原敬之「もう恋なんてしない」


この曲を初めて聴いたのは小学2年生の時だった。その頃は「R35」というコンピレーションアルバムがヒットしていて、母親もそれを手に入れたようで車の中で聴いていた。そのコンピレーションアルバムは1990年代前半〜半ばくらいのヒットしたラブソングが集められていた。ヒットしただけあって馴染みやすい曲ばかりで、当時の自分にも良いと思えるような曲が沢山あった。その中でも一番印象に残っていて好きだったのがこの曲。凄く明るいのに切なさに溢れたメロディーに引き込まれた。槇原敬之の透明感のある歌声も好きで、歌詞の意味もわからないのに口ずさんでいた。歌詞の意味を知ってからはその情けない歌詞も好きになった。何より驚いたのは歌声と槇原敬之の容姿のギャップ。「この曲が好き!」と母に言ったところ、「歌ってる人の顔見たことある?」と聞かれて「ない」と答えたらその画像を見せられた。ただただ驚いて何も言えなくなったことを覚えている。音楽とアーティストの容姿は何も関係ないし、それで判断すべきではないことはわかっているが、その頃は衝撃だった。


山下達郎「クリスマス・イブ」


この曲も初めて聴いたのは小学2年生の時だった。クリスマスが近付いた頃に車のCMで使われているのを聴いて好きになった。(シボレー・MWのCMだったようだ)そのCMが流れると15秒や30秒の間集中して曲を聴いていた。美しいメロディーや歌声に魅かれた。「これ歌ってるの誰?」と母に聞いたことを覚えている。「山下達郎っていう人だよ」と言われてその名前だけを覚えていた。山下達郎も槇原敬之と同じく、音楽と容姿の違いに驚いてしまった。歌声を初めて聴いた時、「格好良い人なんだろうなあ」と漠然と思っていた。
日本のクリスマスの定番ソングだけあって、クリスマスの時期になる度に様々な番組で使われる。その頃の自分はクリスマスプレゼントだけでなく、「クリスマス・イブ」を聴くというのもクリスマスの楽しみであった。今でも自分にとって最高のクリスマスソングと言えばこの曲。この国にクリスマスという文化がある限りこの曲は残り続けると思っている。


浜田省吾「片想い」


この曲を初めて聴いたのは小学4年生の時だった。実際はもう少し前に聴いていたのかもしれないが、強く印象に残ったのはその時。浜田省吾は父親の大好きなアーティストであり、父の車の中で流れている曲と言えば浜田省吾の曲という感じ。それは今でもそうなのだが。流れていたのは「The History of Shogo Hamada "Since1975"」だった。他にも印象に残った曲が数多くあり、自分にとっての浜田省吾の原点と言える作品。切なさ溢れるイントロからこの曲に心を奪われていた。「あの人のことなどもう忘れたいよ」という歌い出しからはその渋みのある浜田省吾の歌声を集中して聴いていた。当時の自分にも分かるような簡単な歌詞ばかりだったので歌詞の意味を理解することができた。タイトル通り片想いを描いたバラードである。当時自分は恋愛など何も知らないような状態だったが、その切ない詞世界を好きになった。後に好きな人ができた時にはよくこの曲を聴いたことを覚えている。当然のごとく片想いで終わってしまった。
片想いを描いたバラードは様々なアーティストに見られるが、その手のバラードの中でも自分の中で頂点に位置しているのがこの曲。多分この位置は揺るがないと思う。


KAN「愛は勝つ」


この曲を初めて聴いたのは恐らく小学5年生の頃だったと思う。当時はもうすっかり1980〜90年代の音楽にハマってしまっていた。ちょうどその頃は『HEY!HEY!HEY!』で「懐かしの名曲特集」というような企画をやっており、それを楽しみにしていた。そんな時に聴いたのがこの曲。ピアノによる美しいイントロからすぐにこの曲に引き込まれていた。キャッチーを極めたようなメロディーに加え、「必ず最後に愛は勝つ」と力強く歌い上げるボーカルも素晴らしいと感じた。それからはすっかりこの曲に魅了され、タイトルと歌手の名前を覚えてYouTubeで聴いていた。自分が視聴していたのはPVだったと思うが、口を思いっきり大きく開けて歌っているKANの姿が印象的だった。ちょうど同じ時期に銀行か何かのCMでこの曲が使われており、たまにしか流れないのに流れるのを期待していた。
KAN=「愛は勝つ」だけの一発屋だと思っていたのだが、とあるコンピレーションアルバムで聴いた「永遠」も大好きな曲だった。それをきっかけにKAN=一発屋というイメージは無くなった。今はKANのアルバムを多数集めて、多くの曲を聴いて「愛は勝つ」以上に好きな曲も見つけたのだが、KANと自分の出逢いのきっかけとなった曲というその位置は変わらないし、これからも聴き続けていきたい曲だ。この曲がKANにとってかなり異色な曲だったということには驚いたが。


MY LITTLE LOVER「Hello,Again〜昔からある場所〜」


この曲も初めて聴いたのは小学5年生の時だった。実は先に聴いたのは原曲であるマイラバではなく、JUJUがカバーしたバージョンだった。何故かは分からないが父親はJUJUが好きなようで、カバーアルバム「Request」を持っていた。様々な女性アーティストの著名な楽曲のカバーが収録されていたその中でも特に印象に残ったのがこの曲だった。とても好きになったのでYouTubeで原曲を聴いた。初めて聴いた時の感想は「あれ?下手じゃない?」というようなものだった。しかし、その違和感に耐えつつ何度か聴いていくと、その下手に聴こえる歌声が魅力だと気付いた。少年と少女の間のような雰囲気を持った何とも言えない歌声。 歌声というマイラバの楽曲そのものの魅力に気付いてからは「やっぱり原曲の方が好きだ」と感じるようになった。JUJUのバージョンは確かに上手いのだが、AKKOの歌声ほど魅かれるものはなかった。
もう何度聴いたか分からないほど聴いてきたが、イントロのギターはいつも鳥肌が立ってしまう。美しさを極めたようなメロディーも大好きだし、歌詞も大好きだ。「自分の限界が どこまでかを 知るために 僕は生きてる訳じゃない」というフレーズが特に好き。先ほど語らせていただいた「ロビンソン」と並んで、自分の中でのJ-POPの最高傑作だと思っている。


松任谷由実「Hello,my friend」


この曲を初めて聴いたのは小学6年生の時だった。その頃にはもうYouTubeで好きな曲を聴くようになっていたのだが、ふと関連動画の欄を見るとこの曲があった。松任谷由実という名前自体は知っていたし、既に好きな曲があった状態だった。なのでそれを開いて聴いてみると、曲全体から溢れている切なさに終始鳥肌が立ちっぱなしだった。独特なキーボードのリフ、歌詞、メロディー、歌声…どれを取っても涙が出るような切なさがあった。この曲の歌詞で描かれているような重苦しい別れは無かったのだが、卒業を控えていた当時の自分には共感できた。その時の思い出が強かったため、中学の卒業式の時期にも聴いていた。そのため、 自分にとっては「卒業写真」以上に思い入れの深い卒業ソングとなっている。先日(4月の始め)、小学校・中学校の卒業アルバムを見ながらこの曲を聴いたところ何故か涙が出てしまった。違う高校に行って離れてしまったかつての友人のことを思い出したからだ。そもそも何故卒アルを見ようと思い立ったのかは分からないのだが、不思議と涙が出た。恐らく感傷に浸りたい時期だったのだろう。音楽を聴いて涙を流した経験など数えるほどしか無いが、予想外のタイミングと出来事でこの曲との大切な思い出を作ることができたことは良かったと思う。


竹内まりや「毎日がスペシャル」
竹内まりや
2001-09-12
(動画が無かったので)


この曲も初めて聴いたのは小学6年生の時だった。父親は車の中でよく「EXPRESSIONS」を聴いていた。それは今も変わらないが。元々サビはどこかで耳にしたことがあったのだが、フルで聴いたのは父親の車の中が最初だった。竹内まりやの優しい歌声やポジティブな歌詞に魅かれた。初めて聴いてからしばらくは普通に好きな曲というポジションにあったのだが、高校に行ってから大切な曲という位置になった。中学時代の友人の多くとは高校が違い、離れてしまった。LINEでの繋がりはあるが、それだけでは物足りないというのは言うまでもない。高校1年の頃の4月はいつも、新しい環境に怯えるように過ごしていたという記憶がある。 自分は人見知りが激しい性分なので新しい環境というのは大の苦手だ。それでも環境に慣れなければさらに辛くなる。そう考えて憂鬱になってしまいがちだった朝にいつもこの曲を聴いていた。そうして気分を高めて学校に行っていた。そのお陰かは分からないが、新たな友人も沢山できて楽しく過ごせるようになった。今では毎朝聴くことは無くなったが、自分にとっての大切な曲ということは変わらない。


小田和正「風の坂道」
Sony Music Labels Inc.
2016-04-20


この曲も初めて聴いたのは小学6年生の時だった。両親がどちらもオフコースや小田和正のファンのようで、車の中で「自己ベスト」「自己ベスト2」がよく流れていた。それが自分にとっての小田和正の原点となった。どの曲も好きな曲ばかりだったのだが、その中でも静かな中に力強さを感じさせるこの曲に心を奪われた。ピアノが主体となった美しいサウンドやメロディー、小田和正の透明感溢れる歌声…どれも素晴らしいのだが、その中でも一番衝撃を受けたのは歌詞だった。この曲の歌詞について「極めて素直に、何も考えないで書いたもの」と小田和正は語っていたようだが、そのような心で書かれたからこそメッセージがよく伝わってきたのかもしれない。生きることや人生について語られている歌詞で、全編通して紹介したいくらいなのだが、その中でも好きなのは
「いいわけしていないか 怒りを忘れてないか 弱いから立ち向かえる 哀しいからやさしくなれる 時はこぼれていないか 愛は流されていないか」という歌詞。聴く度に自分で自分のことを反省する。それゆえ聴く時はついつい背筋が伸びてしまう。小田和正の楽曲にはこの曲以上に好きな曲があるが、この曲ほど歌詞に魅かれた曲は無い。物思いに耽りたい時や内省的な気分になった時にはこの曲をよく聴く。


大江千里「GLORY DAYS」


この曲を初めて聴いたのは中学1年の春休みだった。YouTubeで関連動画を巡りながら色々な曲を聴くのにハマっていたのだが、その中で出逢ったのが大江千里だった。名前だけはどこかで聞いたことがあったが、曲は聴いたことがなかったので聴くことにした。最初に聴いた大江千里の曲は「格好悪いふられ方」で、その1曲だけで大江千里にハマった。
次に聴いたのがこの曲。ポップでキャッチーなメロディー、アレンジ、どこまでもストレートな歌詞…どれを取っても自分の好みのどストライクで、大江千里というアーティストの才能に圧倒された。全編通して「青春」というイメージを持った歌詞なのだが、その中でも「あの頃 あの場所 あの苛立ちが 若さの全てと気づかずにいた」という歌詞が特に好き。ポップな曲に陰を感じさせる歌詞を乗せるそのセンスには驚愕した。
中学2年生の頃はもう大江千里の曲しか聴いていなかったと思う。ちょうどその時期にはYouTubeで沢山の楽曲を視聴することができたからだ。やはりこの曲以上に好きな曲はあるのだが、原点というポジションは決して揺らがない。ずっと聴き続けることだろう。
大江千里は自分で見つけた最初の好きなアーティストであり、好きな音楽の基準となっている存在だ。「ポップで爽やかなのにどこか切ない」「明るい曲調なのに歌詞が切ない」…このような要素を持った曲が大好きなのは大江千里の影響を受けたからだと思う。最早自分の一生の趣味と言えるかもしれないほどになってしまったCD収集も、大江千里のアルバムを集めようと思ったのがきっかけだった。こうしてブログを書くほど音楽に入れ込んだのも大江千里が始まりだったと思うと、いかに大きな存在となっているかがよく分かる。


高野寛「BLUE PERIOD」


この曲を初めて聴いたのは中学2年生の時だった。大江千里にすっかりハマり、似たような音楽性のアーティストを探していた頃だった。少し音楽性は違うが、同じ時期に人気があった男性シンガーソングライターとして高野寛に出逢って聴き始めた。最初に聴いたのはこの曲ではなく「虹の都へ」だった。その時点で高野寛にハマってしまったが、その次に聴いたのがこの曲だった。美しさとキャッチーさを併せ持ったメロディーに加え、緻密に作り込まれたアレンジに圧倒された。この曲を聴いた時に高野寛は自分の大好きなアーティストになることが確定したと思う。「このままで止まらないで つかんだら離さないで この魔法 とぎれないで 今から何かが変わる」と繰り返すサビに引き込まれた。歌詞の意味は今でもはっきりと分からないのだが、メロディーと歌詞とのぴったり具合がとにかく心地良く、何度も聴いている。高野寛はメロディーやアレンジに耳を傾けて聴くようになるきっかけとなった存在だと思う。初めて買ったCD(中古)は高野寛のアルバムだったので、その点でも思い入れが深い。


岡村靖幸「どぉなっちゃってんだよ」


この曲も初めて聴いたのは中学2年生の時だった。大江千里→高野寛と続いてきた好きな男性シンガーソングライターの流れだが、その次に出逢ったのが岡村靖幸だった。そして、初めて聴いた岡村靖幸の曲がこの曲。はっきり言って当時の自分にはアクが強過ぎた。自分の人生で初めて出逢った「異物」と言えるような音楽、アーティストだった。それでもその「毒」とも言うべきアクが不思議と自分にはハマった。鋭いのにキャッチーな曲、派手なアレンジ、プライドだけは高いモテない男の感情を絶妙に描いた歌詞、ねっとりしたボーカル…どれも初めて出逢うようなものだった。特に歌詞が大好き。
「好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる」
「俺なんかもっと頑張ればきっと女なんかジャンジャンもてまくり」
「一生懸命って素敵そうじゃん」
「無難なロックじゃ楽しくない」…情けないのに何故か愛おしくて格好良い歌詞ばかり。中学2年という色々と拗らせてしまいがちな時期に岡村靖幸と出逢えたことは幸運だったと思う。この曲がオープニングを飾った「家庭教師」は自分にとっての生涯の名盤になりそうなくらいの存在となっている。殊に恋愛について冴えない日々を送る自分が岡村靖幸と出逢ったのは運命ではなく、必然だったのかもしれない。


小沢健二「愛し愛されて生きるのさ」


この曲を初めて聴いたのは中学3年生の時だった。初めて聴いた頃には既にCD収集が趣味となっており、ネットで「邦楽 名盤」などと調べては情報を集めるようになっていた。それで名前を知ったのが小沢健二というアーティストと「LIFE」というアルバム。それでもすぐに買おうとは思えなかったのでYouTubeで収録曲を聴いてみることにした。それで最初に出逢ったのがこの曲。美しくポップなメロディー、弱々しいボーカル、文学的な歌詞…どれも自分の好みだった。何より曲全体から溢れ出す多幸感に魅かれた。地元のブックオフに「LIFE」があったのは前から知っていたので、飛びつくような勢いで買いに行ったことを覚えている。今では自分の生涯の名盤と言える存在だ。
この曲との思い出というと、高校入試の日にこの曲を歌いながら会場に向かったことがある。応援歌の要素は全く無いのだが、それでもこの曲を聴くと不思議と励まされる。無事合格して高校に通うようになってからも「毎日がスペシャル」と共によく聴いていた。新しい環境への不安に襲われている自分を優しく包み込んでくれるような感覚があった。これからはこの曲がさらに大切な存在になっていくと思う。この曲と共に「未来の世界へ駆けてく」のだろう。


電気グルーヴ「N.O.」


この曲を初めて聴いたのは高校1年の時だった。電気グルーヴの曲は元々「Shangri-La」だけ知っていて、その曲が好きでよく聴いていた。それ以外の曲も聴いてみようと思い立って最初に聴いたのがこの曲。繊細さに溢れた美しいメロディー、虚無感を感じさせる歌詞は一聴しただけで好きになった。
「しかた無いなと分かっていながら どこかイマイチわりきれないよ 先を思うと不安になるから 今日のトコロは寝るしかないね」
「話すコトバはとってもポジティヴ 思う脳ミソホントはネガティヴ バカなヤングはとってもアクティヴ それを横目で舌ウチひとつ」…若者特有のモヤモヤとした感情をこれ以上無いほど的確に描いた歌詞だと思う。この曲もまた、自分にとっての人生の応援歌となっている。どこが応援歌だよ!と言いたくなるような歌詞なのはわかっている。むしろやる気を削ぐような歌詞だと思う。しかし、それが良い。ネガティブになってしまいがちな自分を優しく受け止め、そのままで頑張れば良いと励ましてくれるような感覚がある。普通の応援歌には無いような優しさがある。これからもこの曲に励まされていくだろう。


L⇔R「REMEMBER」


この曲を初めて聴いたのは高校2年生の時だった。当時はこのブログやツイッターを始め、多くの方々と繋がるようになった。その中でも特にお世話になっているフォロワーさんに教えていただいたのがL⇔Rだった。それまでL⇔Rの曲は「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」しか聴いたことがない状態だった。そのおすすめをきっかけにL⇔Rのベスト「Singles&More」2作を入手し、最初に「Singles&More」の1作目を聴いた。そのオープニングを飾っていたのがこの曲。 イントロのピアノが終わって黒沢健一の伸びのある歌声が聴こえてきた時にはもうこの曲に魅かれていた。爽やかでとびきりポップ、それなのに切なさを持ったメロディー、キラキラと輝くようなサウンドに圧倒された。過ぎた夏の恋を振り返った歌詞も好き。
もうこの曲だけでL⇔Rは大好きなバンドとなった。それからはすぐにオリジナルアルバムを揃えて聴き漁った。それからしばらくして黒沢健一さんが亡くなられた。ご存命のうちにL⇔Rの音楽に出逢うことができたのは幸運だった。これからもL⇔Rの音楽は聴き続ける。気づけば自分にとってとてつもなく大きな存在のバンドとなっていた。L⇔Rと出逢う機会を与えてくれたフォロワーさんには感謝してもしきれない。


だいぶ長くなってしまったが、これでベストソング15曲との思い出を語り終えた。実は今回語った曲たちと同じくらい思い入れが深いのに泣く泣く外してしまった曲や、ベストソングと言っても良いほどなのだが出逢ってからの期間が短過ぎて外してしまった曲がある。今回の続編をいつか書きたいと思う。そして、これからも新たな素晴らしい音楽と出逢い、沢山の思い出を共に刻んでいきたい。