この時期になると1年の間に起きた出来事や自分のことを振り返りたくなるものですが、音楽の話題をメインとしている当ブログではやはり音楽で振り返っていきます。今回は過去の作品を聴いた中でハマった曲を年代問わず紹介していきます。ただ、それをやるとあまりにも膨大な量になってしまうので、上半期編と下半期編で分けて紹介します。「2017年のベストソング」では曲をかなり長く紹介していましたが、今回は手短に紹介します。 
紹介する順番は初めて聴いた順です。youtubeなど動画サイトにアップされているものはそのリンクも貼っておきます。


7月…

CURIO「see you,see me」(1999年)


CURIOの8thシングル曲。CURIOは「君に触れるだけで」や「粉雪」を聴いて好きになったが、その中でも一番好きになったのがこの曲。力強いバンドサウンドが展開されたミディアムロックナンバー。一気に聴き手の心を掴むようなCURIOならではのポップセンスが冴え渡っている。サビはそれが顕著に現れている。夏の終わりを舞台に、別れを決めた恋人たちを描いた歌詞は何とも切ない仕上がり。この手の歌詞が好きなのでたまらない曲だ。管理人にとってのCURIOの最高傑作はこの曲。


THE CHEWING GUM WEEKEND「あの娘をつかまえて」(1996年)


THE CHEWING GUM WEEKENDの1stシングル曲。チューインガム・ウィークエンドはピロウズの関わりが深いことで名前を知り、1stアルバムを入手した。後にオルタナロック色を強めていくが、1stアルバムはお洒落なポップナンバーが多めの作品だった。この曲もその作風の通りのポップナンバー。バンドサウンドとホーンやストリングスがバランス良く響いたサウンドは都会的。どこか気だるさを感じさせる文学的な詞世界や存在感溢れるギターサウンドも素晴らしい。1stアルバム以降の作品はほとんど聴いたことがないので、探してみたいと思う。


岡村孝子「Believe」(1988年)


岡村孝子の8thシングル曲。岡村孝子については、小学4年生くらいの頃に「夢をあきらめないで」を聴いて知った。長らくそれしか聴いていなかったが、今年になってそろそろ本格的に聴き込もうと思って「After Tone」と「After Tone Ⅱ」を入手し、それらを聴いてハマった。そして、この曲に出逢った。壮大かつ美しいバラードナンバー。荘厳なキーボードの音やどこまでも広がっていくようなサビのメロディーが心地良い。恋人との別れを決めた女性の心が綴られた歌詞は小説のような味わい深さがある。岡村孝子はオリジナルアルバムを段々と集めているが、今のところこの曲が一番好き。


大原櫻子「真夏の太陽」(2015年)


大原櫻子の3rdシングル曲。大原櫻子はニワカながら、デビュー当初から何となく見守ってきた感じのアーティストだが、今年になって2ndアルバム「V(ビバ)」を安価で入手し、そこからハマった。そして、予想以上にハマった。CMのタイアップでリリース当初から聴いたことがあったが、フルでしっかり聴いたのは初めてだった。タイトル通り真夏に向かっていく頃に聴いたからか、さらに良い曲だと感じられた。真夏の日差しのようにキラキラしたサウンドや明るいメロディー、清涼感のある歌声に魅かれた。この曲ほどキラキラした夏は過ごせなかったが、それでも構わない。


palet「Believe in Yourself!」(2013年)


palet(後にPALET名義)の1stシングル曲。フォロワーさんからの紹介で名前を知り、ミニアルバムや1stアルバム「LOVE n' ROLL!!」を入手した。聴いた中で最もハマったのがこの曲。「超」のフレーズを付けたくなるほどに直球なアイドルポップナンバー。「王道アイドルユニット」をコンセプトにしているだけあって、そこには一切の隙がない。歌詞は普遍性に満ちたメッセージが並んだ応援歌。それをアイドルが歌えば力がこもっていないはずが無い。管理人は今年に入って、この手の直球な応援歌を良いと思えるようになった。手前味噌だが感性が若返ったように感じる。
残念ながら今年でPALETは解散してしまった。メンバーの名前もわからないくらいのニワカファンだが、それでも寂しくなった。元メンバーのこれからの活動はどうなるのだろう。


8月…

advantage Lucy「シトラス」(1998年)


advantage Lucyの1stシングル曲。ギターポップやネオアコを得意としたバンドということで知り、1stアルバム「ファンファーレ」を入手した。どの曲も自分の好みそのものだったが、この曲が特に好き。爽やかなメロディーやギターサウンドが展開されたミディアムナンバー。ボーカルのアイコのふわっとした歌声と、そのようなメロディーやサウンドの相性が良く、聴いていてとても心地良い。何度聴いてもすり減らないような瑞々しさがある曲だと思う。


ICE「MOON CHILD」(1994年)


ICEの2ndシングル曲。ICEに関しては、前から何となく気になっていて、ベスト盤「ICE TRACKS Vol.1」を聴いて一気にハマった。ICEの楽曲を色々と聴いた今になって聴くと、大きな魅力である宮内和之のギターが少ないので異色な曲だと感じるが、ICEにハマるきっかけになった曲なのでこの曲を紹介する。
都会の夜を想起させる、お洒落かつ妖しげな魅力を放つ曲。この曲はメロディーがたまらなく好き。美しいメロディーだが、サビはかなりキャッチー。恋人同士の夜を思わせる歌詞は、国岡真由美の艶のあるボーカルも相まって色気がある。リリースから23年経っているが、今聴いても古臭さが全く無い名曲。これからも「格好良い」「お洒落」「妖艶」といった魅力を持ち続ける曲であり、ユニットだろう。


SOON「Dreamtime」(1998年)


SOONの10thシングル曲。フォロワーさんの紹介で名前を知ったユニットであり、楽曲。90年代のJ-POPのお手本と言ってもいいほどに王道なポップナンバー。爽やかながらもどこか切なさのあるメロディーや、力強いギターサウンドがたまらない。過ぎた夏の恋を振り返った詞世界も曲から漂う切なさを演出している。管理人はこの曲を聴いただけでSOONにハマってしまった。メロディーもアレンジも歌詞も全てが好みのどストライクだ。今年出逢った全ての曲からベストソングランキングを組んだとしても上位に入ってくるだろう。夏休みはこの曲ばかり聴いていたことを思い出す。


9月…

松下里美「16-Sixteen-」(1989年)


松下里美の1stシングル曲。80年代後半〜90年代中頃くらいに活躍したガールポップ系のアーティストを聴いていこうとふと思い立ち、出逢ったのが松下里美。若干のロックテイストを感じさせるポップナンバー。それは渡辺美里の路線をイメージさせるが、こちらの方が可愛らしい歌声という印象。力強いバンドサウンドとキーボードのバランスが良く、上手い具合にポップ性のある曲となっている。青春時代ならではの熱い想いが表現された詞世界は眩しいほど。現在「Sixteen」の方や迎える方だけでなく、過ぎてしまった方にも聴いていただきたい曲。


Runt Star「落葉とファンファーレ」(2000年)


Runt Starの2ndシングル曲。Runt Starはフリーソウルを得意としたバンドということで名前を知り、たまたま1stアルバム「First Light」を入手して聴いてハマった。ピアノ担当のメンバーがいるため、普通のバンドサウンドと同じくらいピアノが前面に出ているのがRunt Starの曲の特徴。「First Light」はどの曲も自分の好みで名盤だと思ったが、紹介するのはこの曲。ソウルのテイストを感じさせる、お洒落なポップナンバー。上質なサウンドだが、サビはキャッチーな仕上がり。 昨今はこの手のお洒落なポップスが評価されているので、そろそろRunt Starも再評価されていいのではと感じる。


EAST END×YURI「DA.YO.NE」(1994年)


EAST END×YURIの1stシングル曲。この曲は度々テレビ番組に使われるので何となく知っていたが、真面目に聴いたらその能天気振りに引き込まれた。当時の若者のあるあるネタを取り入れた歌詞は今でもクスッと笑える要素がある。真面目に聴いてわかったのは、トラックの格好良さ。ジョージ・ベンソンの「Turn Your Love Around」をサンプリングしたものだが、よく合っている。恐らく売れていた当時もネタ曲のような扱いをされていたと思うが、「今夜はブギー・バック」と共に日本にヒップホップを定着させるきっかけになった曲という事実は変わらない。


篠原利佳「ずっと抱きしめたい」(1994年)


篠原利佳の5thシングル曲。前述した松下里美と同じく、90年代前半のガールポップ系のアーティストを聴き込んでいった時に出逢った。この曲が収録されたアルバム「世界中があなただったら」はこの曲の他にも好きな曲揃いで、90年代前半のガールポップの隠れた名盤と言いたい作品だった。キラキラしたキーボードの音色に彩られたポップナンバー。わかりやすくポップなメロディーと篠原利佳の伸びのある歌声に魅かれた。この曲以外にも90年代のガールポップはもっと埋もれてしまった名曲があると思う。少しずつそれを探していきたい。


Chappie「水中メガネ」(1999年)


Chappieの3rdシングル曲。この記事では紹介している曲が収録された作品を手に入れた時期を基準にしているが、この曲自体は8月にもう出逢っていた。松本隆が作詞、草野正宗が作曲を担当した豪華な曲という印象があったが、その甲斐あって切なさ溢れる名バラードに仕上がったと思う。切ない恋模様を描いた歌詞と草野マサムネによる繊細なメロディーとの相性は抜群。いとうようこという歌手がボーカルを担当したようだが、透明感のある美しい歌声でこの曲の世界観を構成している。夏休みの終わり際にこの曲を聴いたことがあったが、心に沁みるものがあった。


10月…

FESTA MODE「最後の約束」(1995年)


FESTA MODEの6thシングル曲。松下里美や篠原利佳と同じく、90年代のガールポップを色々と探索している時に出逢ったグループ。メロディー、サウンド面、ボーカル、切ない詞世界などあらゆる面で自分好みで、初めてこの曲を聴いた日には何度も聴いてしまったことを覚えている。キャッチーかつ思い切り心に突き刺さるようなフレーズを畳み掛けるサビがたまらなく好き。今年新たに出逢った女性ボーカルの曲の中でも特にハマったのがこの曲だと思う。FESTA MODEに関しては過小評価どころかそもそも無名な印象があるが、曲自体はヒット性の高いものばかりである。


花澤香菜「Brand New Days」(2014年)


http://sp.nicovideo.jp/watch/sm22982938(ボイパ3分耐久動画)

花澤香菜の2ndアルバム「25」の収録曲。花澤香菜はたまたま安く入手できた1stアルバム「claire」を聴いてハマり、今では「理想の女性ボーカル」の一人として名前を挙げるほどになった。他にいくらでも紹介したい曲があるが、この曲にする。跳ね上がるようなメロディーが心地良いポップナンバー。煌びやかかつ楽しげなシンセの音色や花澤香菜のふわっとした可愛らしい歌声、片想いしている女性を描いた歌詞がたまらない。この曲の一番クセになるところは冒頭に入っているボイスパーカッション。いつまでだって聴いていられそうなほどに可愛い。花澤香菜はかなりハマったので、他の作品ももっと聴き込んでいきたい。


戸松遥「Q&A リサイタル!」(2012年)


戸松遥の10thシングル曲。この曲が収録された2ndアルバム「Sunny Side Story」を聴いて特に好きになったのがこの曲。元気で明るいキャラクターを前面に押し出したポップナンバー。弾むようなメロディーや力強さと可愛らしさを併せ持った歌声が心地良い。中盤のコールの部分が終わった後に入る「よくできました」というセリフが大好きで、何度も聴きたくなってしまう。紹介したライブ映像は戸松遥本人も観客も本当に楽しそうで、その現場にいたくなる。どんな時に聴いても無条件で気分が明るくなれるような曲だと思う。


11月…

GRASS VALLEY「TRUTH」(1989年)


GRASS VALLEYの5thシングル曲。ボーカルの出口雅之はREVの方で名前を知っていたが、その繋がりでGRASS VALLEYを知った。最初に聴いたのがこの曲だが、その格好良さに圧倒され、この曲に出逢った日には何度も聴いた。ポップなメロディー、一切の隙のないタイトなバンドサウンドに、「芸術的」という感想すら抱くほどのシンセの音色。渋く甘い出口雅之の歌声も聴き惚れてしまう。「80年代にもこんなに格好良い曲があったのか!」と衝撃を受け、80年代の音楽も深掘りしていきたいと思うようになった。また、ニューウェーヴ・ニューロマンティックに興味を持つようになったきっかけでもある。GRASS VALLEYの作品はまだ揃えていないので早く揃えて聴き込みたい。


GREAT3「GLASS ROOTS」(1996年)


GREAT3の6thシングル曲。アルバム未収録曲だが、YouTubeで聴いてすぐにハマり、この曲が収録されたベスト盤を入手した。ノリの良い曲調と激しいギターサウンドが印象的な曲だが、それとネガティブな歌詞とのギャップに引き込まれた。「おかしな話だ 心と体は バラバラ 何だか間抜けで せつない気持ちで 胸が苦しい」
「話したいことが ひとつも 言葉にならない イライラするたび 意味のない 言葉は 溢れ出るのに」といった歌詞は自分のことを言い当てられているような気分になる。それでもポップな味付けでサラッと聴けてしまうのがこの曲にハマったポイント。


奥井亜紀「Wind Climbing〜風にあそばれて〜」(1994年)


奥井亜紀の2ndシングル曲。奥井亜紀は先に1stアルバム「LOST MELODIES」を聴いて好きになったが、11月に2ndアルバム「Wind Climbing」を入手してさらにハマった。その中でもタイトル曲であるこの曲が大好き。アニメ『魔法陣グルグル』のエンディングテーマに起用されたことで、当時それを観ていた世代からの人気が高いようだが、それも頷ける。ポップなメッセージソング。奥井亜紀の卓越したポップセンスはサビで遺憾無く発揮されている。ただ、この曲最大の魅力はやはり歌詞。どの部分を切り取っても素晴らしい歌詞なのだが、特に 「どうにもならない今日だけど 平坦な道じゃきっとつまらない 君と生きてく 明日だから 這い上がるくらいで ちょうどいい」というサビの歌詞はまさに名言。何かに躓き、挫折した時にはこの曲に支えられて、這い上がっていきたいと思う。


島崎路子「いつも心に花束を」(1988年)

(動画が削除されてます)

島崎路子の3rdシングル曲。フォロワーさんのブログでその名前と最初で最後のアルバム「フルーレ」を知り、YouTubeでこの曲を聴いて魅せられ、すぐに再発盤を入手してしまうほどハマった。派手なシンセとタイトなバンドサウンドとの絡みが心地良いポップナンバー。一気に転調するサビがクセになる。この曲及び島崎路子に魅かれた最大の要因は歌声。恐らく大多数の方は「下手くそ」と感じることだろう。管理人も当然「あまり上手くないなあ」と思ったが、「可愛い…」という感想が勝った。「フルーレ」を聴いていただくとわかるが、収録曲の歌詞で描かれた少女の姿をこれ以上無いほどに上手く表現している。どんなに歌唱力の高い歌手が歌っても、島崎路子ほどの魅力は出せない。 音楽活動は1988年の1年だけだった島崎路子だが、まさか29年の時を経て、当時生まれてもいなかった管理人が魅了されることになるとは…自分でも不思議な縁だと思う。


HALO「BIG MONDAY」(1990年)


HALOの1stアルバム「HALO」の収録曲。PINKのボーカルだった福岡ユタカとドラムの矢壁アツノブによるユニット。このユニット及び作品もフォロワーさんのブログで知った。1stアルバムを聴いて最も気に入ったのがこの曲。ノリの良いポップファンクナンバー。ポップかつ広がりのあるメロディーがたまらない。うねうねしたベースラインとパワフルなドラムに加え、曲に謎めいた印象を与えるシンセの音色が圧巻。どこまでも伸びていきそうな福岡ユタカの歌声も魅力的。二人の古巣であるPINKの作品はまだ持っていない。YouTubeで聴く限りだと間違いなく好み。早い所入手したい。


LOOK「サヨナラ イエスタデイ」(1987年)


LOOKの5thシングル曲。LOOKは「シャイニン・オン 君が哀しい」しか知らなかったため一発屋扱いしていたものの、ベスト盤「GOLDEN J-POP/THE BEST」を聴いて群を抜いたポップセンスに魅了された。ベース・ドラムがいない、全員が楽曲制作に関わる、メンバーの4人中3人がボーカルを担当するという独特な体制も面白いと感じた。
ベスト盤を聴いた中で特に気に入ったのがこの曲。非常にわかりやすくポップでキャッチーなメロディーがたまらない。千沢仁が優れたメロディーメーカーであることを知るきっかけになった曲。LOOKのポップセンスは「80年代のL⇔R」と言っても良いほどだと思っている。今でも全く古臭さが無い。再評価されても良いだけの楽曲が揃ったバンドである。


具島直子「Candy」(1996年)


具島直子の1stアルバム「miss.G」のオープニング曲で、発売後に1stシングルとしてシングルカットされた曲。この曲をYouTubeで聴いてハマり、すぐに「miss.G」を入手した。重厚なベースラインやピアノの絡みがたまらない上質なAOR。メロウなメロディーラインも心地良い。何より魅かれたのは具島直子の艶のある甘い歌声。まさに「Candy」のような歌声である。管理人は90年代はシティポップやAORが不遇だった時代だと考えているが、具島直子はそのような中で貴重なAOR系の女性アーティストだったように感じる。まだまだ探しようのあるジャンルだと思うので、さらに深く掘り下げていきたい。


The Chang「今日の雨はいい雨だ」(1995年)


The Changの2ndシングル曲。The Changは「喫茶ロック」のジャンルで語られることが多く、それで名前を知った。後に1stアルバム「DAY OFF」を入手するが、それまではYouTubeで曲を聴いており、その中でハマったのがこの曲。はっぴいえんどや初期のサニーデイ・サービスを彷彿とさせる叙情的でどこか懐かしいメロディーと、アシッドジャズのテイストを感じさせる演奏に引き込まれた。ボーカルの石井マサユキの気だるい感じの歌声や生活感溢れる詞世界も好印象。
The Changはサニーデイ・サービスと初期のORIGINAL LOVEを混ぜたような音楽性であり、近年再評価されているのも頷ける。その影響でアルバムは中々見かけないが、見かけたら是非入手してほしい。


Paris Blue「会いに行くよ」(1994年)


Paris Blueの3rdシングル曲。paris matchとは名前が似ている上に音楽性もそこそこ似ているが特に関係は無い。Paris Blueにハマるきっかけになった曲なのでこの曲を紹介する。弾むような曲調やシンセの音色が聴き手の心を明るくさせてくれるようなポップナンバー。メインボーカルの谷口實希の可愛らしい歌声と、コーラスの日比野信午の優しい歌声とがぴったり合っているのが凄いところ。Paris Blueの作品から感じられるお洒落さやカジュアルな雰囲気は二人の歌声によるものが大きいのではと感じる。シティポップやフレンチポップのテイストを持った曲ばかりなので、気になった方は是非ともアルバムを入手していただきたい。


12月…

林田健司「大きな月の光の下で」(1996年)


林田健司の8thアルバム「Marron」の収録曲。林田健司はベスト盤「RAPHLES HISTORY〜Best of Kenji Hayashida〜」を聴いて好きになったが、長らくそれっきりでオリジナルアルバムは聴いていなかった。ある時思い立って「Marron」を入手し、ファンクやAOR色の強い作風に圧倒されたわけだが、その中でも特に好きなのがこの曲。手数の多く隙のないバンドサウンドにサックスやピアノが絡む。どこをどう切り取っても聴きごたえに溢れたサウンドである。勢い良く流れて行くようなメロディーはサウンド面の格好良さを引き立てている。夜に聴くとこの曲がさらに格好良いと感じられる。林田健司については、まだまだニワカリスナーの域を脱していないのでもう少し聴き込んでいきたい。


東京女子流「ヒマワリと星屑」(2010年)


東京女子流の4thシングル曲。東京女子流に関しては「楽曲が良い」という評価が高いというイメージが強かった。12月に入って、特に評判が高いと感じた1stアルバム「鼓動の秘密」を入手して聴いてみたところ、Smappiesを起用していた頃のSMAPの作品のようなフュージョン色の強い曲ばかりで驚いた。その中でもこの曲が一番好き。親しみやすくキャッチーなメロディーとファンキーなギターサウンドや丁寧に作り込まれた打ち込みサウンドとの相性は不思議と合っていた。メンバーの歌唱力も中々高く、アイドル特有のノリが無くて取っつきやすかった。初期の作品ばかり聴いていたので、これからは新しい作品も聴いていきたいと思う。


THE SHAMROCK「My Yesterday」(1988年)


THE SHAMROCKの3rdシングル曲。THE SHAMROCKはこの曲に出逢う前にシティポップ・AOR路線に傾倒した5thアルバム「CHEERS」を聴いて好きになったが、この曲は初期のポップス路線。ポップながらも切なさが漂うミディアムバラードナンバー。シンプルなバンドサウンドとピアノやホーンが絡むサウンドが管理人の好みのどストライクだった。一気に畳み掛けて聴き手の心を掴むようなサビも圧巻。ファルセットが多用されたボーカルも切なさを感じさせる。一回聴いただけでハマり、何度も繰り返し聴いた。 THE SHAMROCKは初期のポップスやモッズ路線、後期のシティポップ・AOR路線共に素晴らしい曲揃いのグループ。まだまだ聴き込んでいきたい。


前回から続けてきた「2017年に出逢ったベストソング」は以上です。2017年は今回紹介した以外にも、数え切れないほど多くの名曲に出逢えました。これからも新旧問わず沢山の素晴らしい音楽に出逢えることを願って、今回の記事を終えます。