Blue Gray
早川美和
1992-12-16


【収録曲】
作詞作曲 早川美和
編曲       小野崎孝輔 

1.Blue Gray ​★★★★★
2.Blue Gray(オリジナル・カラオケ) 省略

1992年12月16日発売
ポニーキャニオン
最高位不明 売上不明

早川美和の1stシングル。

早川美和は1992年に行われた第1回ヤマハ・ミュージック・クエスト日本大会・世界大会の両方でグランプリを獲得し、CDデビューを果たした。その時点で福祉に関する仕事をしていたようで、音楽活動に専念するつもりではなかったと思われる。結果的に早川美和はこのシングルのみをリリースして活動を終え、福祉の仕事に専念することとなった。ちなみに、未発表曲のデモ音源が発掘されており、YouTubeで視聴することができる。
なお、その後は一時期だけではあるが作詞家・作曲家としても活動した。宇井かおりやthe indigo、貴島サリオなどに楽曲提供を行なったようだ。


「Blue Gray」は表題曲。前述したコンテストでグランプリを受賞した曲。ピアノとストリングスのみと極めてシンプルなサウンドで聴かせるバラードナンバー。淡々としたピアノのリフに聴き惚れるばかり。儚ささえ感じられるほどに美しいメロディーが展開されている。それでいて、サビはかなり耳馴染みの良い仕上がり。歌詞は「究極の愛」を描いたものだと解釈している。不倫をしている女性の想いを描いたものとも解釈できるだろう。力強い歌詞というよりは、「気高い」雰囲気を持った歌詞だと思う。聴いていると「天国に一番遠いところ」に連れて行かれるような感覚に陥る。
この曲の聴きどころはやはり早川美和のボーカル。聴き手の心をグッと掴んで二度と離れないようにさせる。それくらい凄まじい訴求力を持ったボーカルである。メロディーも相まって、一度聴こうものならずっと忘れられなくなること請け合い。自分は何度もこの曲を聴いてきたが、聴く度に鳥肌が立ってしまう。


「Blue Gray(オリジナル・カラオケ)」は表題曲のインスト。ボーカルが無いので、メロディーやサウンドそのものの美しさをより堪能できるバージョンである。


あまり売れた作品ではないので、中古屋では滅多に見かけない。シンガーソングライターとしての早川美和はこのシングルだけで活動を終えたわけだが、多くの人々に知られないまま埋もれるにはあまりにも惜しい名曲である。どの要素を取っても、経年劣化することを知らないような強さがある。「時代性」という言葉はこの曲には全く通用しない。