今回は中々に変化球な内容ですが、BGMに関しての話題なので【番外編】ではないと解釈しています。変化球な内容をやる以上はいつもと少し文体を変えてお送りいたします。タイトルはお風呂に入りながら2分で考えたものです。

http://megane0924.blog.jp/archives/36873040.html (エメラルドのバトルタワー100連勝の記事)


↑の記事でも言及したが、音楽を聴いたりCDを集めたりするようになるまではゲーム(特にポケモンシリーズ)に傾倒していた。小学生時代はポケモンに捧げたと言っていいほど。
今回のテーマである『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』も小学生の頃を中心にかなりやり込んでいた。自分は『青の救助隊』の方をプレイしていたが、全てのポケモンを仲間にしたり、そのシリーズにおける難関ダンジョンである"きよらかな もり"に様々なポケモンでチャレンジしたりしたのはいい思い出だ。


僕の大好きな映画『トイ・ストーリー3』には、大学への進学を控えたアンディが幼い頃からずっと遊んでいたおもちゃたちを手放すシーンがある。小学生の頃にそれを観て、「大学生になったらこうなるのかなあ…それが成長することなのかなあ…」なんて感傷に浸っていた。

実際に自分が大学生になってみたらどうだろう。幼い頃にずっと遊んでいたミニカーは甥っ子の手に渡ったが、彼と一緒にあの頃と変わらない心で遊んでいる。
小学生や中学生の頃にやり込んだゲームの数々は、定期的に思い出したように遊んでいる。
その頃に観ていたドラマや番組の思い出話で友人と盛り上がることもある。
結局、大学生になったら今までにも増して懐古の念が強くなっていた。過去と決別することなんてできなかった。そんなもんなのかな。

そうした懐古の念の象徴とも言うべき出来事こそ、今年の3月に『赤の救助隊』を中古で買ってやり始めたことである。ふと思い立って『青の救助隊』をやりたくなったのだが、どこを探してもカセットケースが見つからない。どうしても諦めきれなかったので、中古で買い直すこととした。GBAソフトである赤の方が安く買えるので、そちらを選んだ形だ。

改めてプレイすると、そのストーリーの良さやBGMの素晴らしさに感動してばかりだった。エンディングでは思わず涙を流してしまったほどだ。ここまで純粋にストーリーを楽しめる心が残っていたのかと思った。
ただ、ストーリーを進める際の効率を重視して主人公をひたすら厳選したことや、主人公とパートナーの名前を好きなアイドルのあだ名にしたことには「成長」を感じたが。小学校低学年の頃にプレイしていた時、何度も戦っては負けてを繰り返してやっと勝ったボスも、一度で勝てるようになってしまっていた。


長い長い前置きはここまで。本題はここから。


今になって振り返ると、僕にとっての音楽の入り口はポケモンを始めとしたゲームのBGMだったように思う。好きなアーティストもおらず、自分から音楽を聴くこともなかった頃でも何となく「良い」「好き」と思えた音楽こそ、ゲームのBGMだった。そうした「原点」の中でも、ポケモン不思議のダンジョン(以下ポケダン)シリーズのBGMは特に好きなものが多い。

自分は次作『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊』および『空の探検隊』もやり込んだ。そちらも感動的なストーリーがある上に、素晴らしいBGM揃いだ。これまたカセットケースを失くしてしまったため再びプレイすることができていないのだが、また中古で買い直してプレイしたいと思う。

ポケダンシリーズは未だにサウンドトラックが出ていないのが本当に残念。権利関係の都合で出すことができないのかもしれないが、自分が生きている間に出てほしいと思ってならない。長い作業用BGM動画を観ながらシークバーをあちらこちらに動かすのも面倒だし、DSにイヤホンをつけて聴くのも何となく恥ずかしいし。もっと手軽に最高のBGMの数々を楽しみたいんだ。


「本題はここから」なんて書いたくせに、そこからも割と長くなってしまった。
今度こそ、本題はここから。ここからはポケダン青・赤における好きなBGMを思い出話と共に紹介していきます。ちなみに、青はDSソフト​で赤はGBAソフト。どちらも音源が違うため、同じBGMでも聴こえ方が異なります。​DS音源を主体として紹介していますが、一部のBGMは双方で聴けるようにURLを貼っています。
紹介する順番も量も特に決めていません。ストーリーに関しての言及もあるため、こちらも参照するとよりわかりやすいと思います。
(※ネタバレあり・注意)


「おおいなる きょうこく」

↑GBA音源

「とうひこう」イベントに入る寸前、ネイティオとの会話イベントが起こるダンジョンのBGM。後のストーリーにも関わる重要なダンジョンでもある。民族音楽のような要素を感じさせる、スケールの大きなBGMになっていると思う。どことなく漂う哀愁がたまらない。久し振りに赤でやり直した時は、BGMが一周するまで何もせずに聴き入ってしまった。自分はプレイしていないが、『ポケモン超不思議のダンジョン』でもリメイクされて使われているようだ。そのことからも、この曲が人気だということがわかる。


「キュウコンでんせつ」

「とうひこう」イベントの終わり際、「ひょうせつの れいほう」の山頂でキュウコンと会話し、主人公の疑いが晴れる場面でのBGM…だったように記憶している。他の場面でも使われていたかは定かではない。またやり直して確認したいと思う。
長く辛い逃避行を終えた達成感と、疑いが晴れたことへの喜びとが入り混じって、感極まりつつこのBGMを堪能していた。当然のことながら、このイベントが終わると聴けなくなってしまうのが惜しい。この手の「それっきり」なBGMを思い切り楽しむには、やはりサントラが一番なのだが…


「逃亡の旅」(タイトルは『ポケモン不思議のダンジョン マグナゲートと∞迷宮』※以下マグナゲートから)

「とうひこう」イベントの最中に流れていたBGM。これまたどの場面で流れていたかは記憶に無い。申し訳ない。
この切なさと懐かしさに溢れたメロディーと音。そして、どことなく感じられる不安。「とうひこう」イベントにおけるテーマソングのような存在だと推測しているが、その展開によく合っていると思う。久し振りにやり直した時には、感傷に浸りながら聴いていた。これを聴きたいがために、何度でもストーリーをやり直すための赤のカセットを買おうと思っている。


「ほのおの やま」
↑15分耐久動画

「とうひこう」イベントの途中、ファイヤーと戦うダンジョンで初使用されたBGM。ファイヤーの「ひのこ」を食らえば倒される、ふっかつのタネもロクに残っていないという恐怖の中、パートナーのピカチュウの「でんじは」「でんきショック」を頼りに何とか倒したことを今でも覚えている。初めてプレイした時には何度となくやり直してやっと勝てた。雄大で険しい山の風景が浮かんでくるようなBGMだ。それなのにどこか寂しさも感じられるのはイベントのせいだろうか…?


「巨星接近!」(曲名はマグナゲートから)

隕石が近付き、ポケモンの世界に危機が及んだ際に流れるBGM。このBGMと共にネイティオがポケモンひろばにいるポケモンたちに向かって警告する。曲全体から伝わってくる切迫感がたまらない。ここまで「大変なことになった…」と思わせるような曲もそうは無いだろう。それと同時に、物語が終わりに向かっていることも予感させる。パニック映画に使われていても何ら違和感が無いような曲だと思う。


「てんくうの とう」

↑GBA音源

ストーリー上のラストダンジョンでのBGM。初めてプレイした頃、何度となく道中のプテラに苦しめられたことを覚えている。そのせいか、これを聴いていると「こうそくいどう」の効果音も脳内から聴こえてくる。その後の展開でさらに感極まって涙を流していたことははっきりと覚えている。今年やり直した時には、自分が思っていた以上にあっさりとクリアできて拍子抜けしてしまった。
「これで終わりか…」と実感させられるような、圧倒的な壮大さと美しさを持った曲だと思う。もうイントロから鳥肌が立ってしまう。また、仲間との別れを想像させる、切なさや儚さも持っている。
赤でやり直した時には涙を流しながらダンジョンを進めている僕がいた。一周が長いBGMなのを承知で、一周が終わるまで何もせずに聴き入っていた。ここまで語れば察しもつくでしょう。ポケダン赤青の中では一番好きなBGMです。


「てんくうの とう さいじょうかい」

中間のセーブポイントを抜けたところから、レックウザと戦う最上階まで流れているBGM。「てんくうの とう」よりもさらに荘厳な雰囲気を持った仕上がりとなっている。「凄いところに来ちゃったな…」と思わされるようなBGMだ。このBGMの雰囲気に乗せられ、緊張しながら進めたのを覚えている。「外周型フロア」と呼ばれる複雑な構成のフロアに苦しみながらも、何とか攻略していった。レックウザと戦う前に手を洗って集中力を高める「儀式」を行うのは、このゲームを初めてプレイした小学校低学年の僕も久し振りにやり直した先日の僕も変わっていなかった。


「レックウザとの戦い」(曲名はマグナゲートから)

タイトル通り、本編でのラスボスであるレックウザと戦う際のBGM。クリア後に戦う一部のボスと戦う際にも流れる。初めてプレイした頃は緊張のあまりBGMがまともに耳に入ってこなかったが、この歳になってやり直した時にやっと魅力がわかった。この曲から溢れる凄まじい高揚感に影響され、テンションがぶち上がった状態で戦闘に臨んでいる自分がいた。
時・闇・空の探検隊シリーズでは伝説ポケモンと戦う際のBGMにこの曲のアレンジバージョン(タイトルは「でんせつへのちょうせん」)が使われているのだが、それに気付いた時の感動は忘れられない。


「エンディング」

タイトル通り、エンディングで流れる。どのゲームでも基本的にエンディングテーマにハズレは無いと思っているが、この曲は特に好きなエンディングテーマ。涙腺をピンポイントで攻めてくるような切ないメロディーと音の使い方はもちろんのこと、途中からポケモンひろばでのBGMのアレンジが入ってくるのが素晴らしい。感動的な場面と共に、様々な思い出を蘇らせてくれるようなBGMとなっている。自分の葬儀に使ってほしいと思うくらいだ。


「新たなる冒険」(曲名はマグナゲートから)

ポケダン青・赤では初のB99Fダンジョンである「ちてい いせき」の前半で初使用され、他の一部のダンジョンでも使われているBGM。この記事を書くにあたって初めてタイトルを知ったのだが、「ちてい いせき」のイメージに沿った良いタイトルだと思う。
何となくチープな音の響きが楽しげなイメージを持っていて、異様にクセになる。何度でも聴きたくなるのに、「ちてい いせき」ではすぐBGMが変わってしまう。それが嫌で、この曲がずっと流れる「みなみの ほらあな」というダンジョン(B50Fのそこそこ長めのダンジョン)にわざわざ行って楽しむこともあるほど。


「モンスターハウスだ!」

ダンジョンの散策中にモンスターハウスに入ってしまった後、次の階に行くまで流れ続けるBGM。スリリングな雰囲気を持った曲で、それがモンスターハウスで放たれたポケモンと戦う様子に合っていると思う。普段なら何も気にせずに攻略できてしまうし、BGMも心地良いとさえ感じられる。ただ、レベル1から始まるダンジョンでは倒されてしまう恐怖とこの曲に心臓をバクバクさせながら対応にあたる羽目になる。そこまで感情を動かされるのも、そのBGMの凄さなのだろう。


「ともだちエリア ぬま」
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm15275143
(10分耐久動画)

仲間にしたポケモンの待機場所であるともだちエリアにも、固有のBGMがある。その中でも特に好きなのがこれ。「くらやみとうげ」「ひょうたんぬま」「どくのぬま」で使われている。
謎めいた雰囲気と切なさが同居した、不思議な魅力を持ったBGMだと思う。どことなくケルト音楽の要素も感じられるのが特徴。青・赤のどちらの音源にもそれぞれの良さがあって、どちらの方が好きかははっきりと決められない。
ダンジョンやストーリー中のBGMに注目されることが多い印象があるが、ともだちエリアもかなりの名曲揃いである。


色々と挙げてきたが、それ以外のどれも名曲。これを書くにあたって、何気無しに聴いてきたBGMを真面目に聴くことがあった。ただ聴き流していても、集中して聴いていても、どちらにしても味わい深く心を掴まれるような曲ばかりだ。ポケダン青・赤は今やっても十分に楽しめるゲームだと思う。興味を持った方は是非ともプレイしていただけたら幸いです。


「あの頃、僕と、ポケモンと。」はいずれまた他のポケモンの作品でのBGMをテーマにして書くでしょう。いや、書きます。書いていて楽しいし、どんどん文章が浮かんできました。書きながら「今までなんで思いつかなかったんだ?」と独り言を言っていたくらいなので。