この時期になると1年の間に起きた出来事や自分のことを振り返りたくなるものですが、音楽の話題をメインとしている当ブログではやはり音楽で振り返っていきます…という挨拶は昨年にもしましたが、今年リリースの曲はあまりにも聴いた量が少ないので「2019年のベストソング」はやりません。

「2019年に出逢ったベストソング」ということで、過去の作品を聴いた中で特にハマった曲を年代問わず紹介していきます。ただ、それをやるとあまりにも膨大な量になってしまうので、上半期編と下半期編で分けて紹介します。
今年初めて聴いた曲だけでなく、過去に聴いたことがあって今年その良さを再認識した曲も含んでいます。
youtubeなど動画サイトにアップされているものはそのリンクも貼っておきます。


1月


・The Blue Nile「The Downtown Lights」(1989年)
作詞作曲:Paul Buchanan



スコットランドのシンセポップバンド・The Blue Nileのシングル曲で、2ndアルバム「HATS」の収録曲。夜に聴くのが合う、幻想的で美しい曲が並んだ作品の中でも、特にこの曲が気に入った。静かなのだが、それでも確かな盛り上がりがある。不思議な魅力を持った曲だと思う。初めて聴いた時から思い切り心を掴まれてしまった。それ以来、夜にしか聴かない曲となっている。



・BARBEE BOYS「目を閉じておいでよ」(1989年)
作詞作曲:いまみちともたか
編曲:BARBEE BOYS





BARBEE BOYSの11thシングル曲にして、最大のヒット曲。EPICソニー設立25周年記念のコンピレーションアルバムの中で耳にしたのだが、一聴してすぐ好きになった。曲、演奏、歌詞の世界観、ボーカル…どれを取っても、今までに耳にしたことの無かった感覚だった。バンドの名前だけは知っていたが、これほど格好良いバンドだったとは知らなかった。ここ最近は活動再開して新譜も出ている。これからの彼らをひっそりと見守っていきたい。


・The Cardigans「Carnival」(1995年)

作詞:Nina Persson, Peter Svensson, Magnus Sveningsson
作曲:Peter Svensson


The Cardigansのシングル曲にして代表曲。EGO-WRAPPIN'の中納良恵が歌っているバージョンをCMで先に聴いており、その時から何となく好きな曲だと思っていた。ふと思い立ってスウェディッシュポップを漁りたくなり、彼らの2nd「LIFE」を入手した。そして、聴いてすぐ「あのCMの曲だ!」と驚いた。可愛らしいボーカルとシンプルなバンドサウンドの絡みがとても心地良い曲だと思う。一度で馴染むようなサビのメロディーもキャッチーそのもの。
カーディガンズの作品は日本でもそれなりにヒットしたようだが、確かに日本人好みの洋楽といった感じがする。


・笠原弘子「本当の私に逢いたくて」(1996年)
作詞作曲コーラスアレンジ:松浦有希
編曲:米光亮



笠原弘子の17thシングル「アヤシイ」のC/W曲(オリジナルアルバム未収録)。実は自分が初めて聴いた声優の音楽は笠原弘子だったりする。
この曲がフォロワーの好きな曲の中に挙げられていたことがきっかけで、シングルを入手した。いかにも90年代ガールポップ的なキラキラ感を持ったポップナンバーなのだが、それがいい。あまりにも自分好みだったので、一度聴いてすぐに大好きな曲となった。そして、笠原弘子が理想の女性ボーカルの一人であることを再認識した。膨大な量の作品をリリースしているわけだが、少しずつ集めていきたいと思う。


2月…

・氷室京介「JEALOUSYを眠らせて」(1998年バージョン)
作詞:松井五郎・氷室京介
作曲:氷室京介
編曲:氷室京介・西平彰


↑様々な年代のライブ映像を組み合わせたもの。

氷室京介の5thシングル曲(1990年リリース)。BOØWYに対して長らく抱いていた謎の偏見は昨年に解消されてハマり、その流れで今年になって氷室京介ソロも聴き始めた。今年新たに聴き始めたアーティストの中でも、氷室は特にハマった方だと思う。そして、数多くの好きな曲があるが、特に好きなのがこの曲。爽快なポップロックナンバーで、とにかくメロディーが自分好みだった。歌い直しで力強さを増したボーカルも素晴らしい。
このバージョンの後に聴いたシングルバージョンは微妙なのだが…自分は基本的に再録があまり好きではない。ただ、この曲については再録の方が好きという珍しいパターン。


・竹達彩奈「Sinfonia! Sinfonia!!!」(2012年)
作詞作曲:沖井礼二
編曲:New Old Stock(沖井礼二・小林俊太郎)


↑ショートバージョンのMV

竹達彩奈の1stシングル曲。何気無しにベスト盤「apple feuille」の全曲試聴動画を見たところ、思った以上に歌声が自分好みな上に、好きなタイプの曲が揃っていたのですぐに買ってしまった。かなり好みが分かれる歌声だと思うが、自分にはたまらなく好きな歌声だった。実際にベスト盤を聴いて特にハマったのがこの曲。
軽快で美しいメロディー、お洒落で可愛らしい雰囲気…クレジットを見なくても、一聴して沖井礼二が作曲を手がけたと察しがついてしまったほどだった。並の歌手なら「うわっ…」と思ってしまうようなファンタジックな世界観を持った歌詞も、あやちの歌声なら普通に聴けてしまう。それどころか引き込まれてしまう。


・Michael Fortunati「Give Me Up」(1986年)
作詞作曲:Michel Jean Machtergaele, Mario Nigro, Pierre Nigro



マイケル・フォーチュナティの1stシングルにして代表曲。ユーロビートの元祖とされる曲の一つ。洋楽のコンピレーションアルバムの中で耳にした曲だが、世界的にヒットしたのも頷けるほどにキャッチー。聴いている途中でもサビを口ずさめるくらい。これまた日本人好みの洋楽という感じがした。80年代的なギラギラ感に満ちたサウンドも素晴らしく(特にイントロ)、バブル時代に想いを馳せながら聴いてしまう。ちなみに、自分が歌える数少ない洋楽の一つでもある。



・Philip Bailey & Phil Collins「Easy Lover」(1984年)
作詞作曲:Philip Bailey, Phil Collins, Nathan East



Earth,Wind&Fireのフィリップ・ベイリー、Genesisのフィル・コリンズのデュエットによるシングル曲。当時としてはかなり豪華なコラボだったのではないか。この曲もまた、80年代的なギラギラ感を持ったポップロックナンバー。聴いていると笑ってしまいそうになるほどに派手で力強いドラムやギターがたまらない。それと同じくらいメロディーも強い。これぞ80年代洋楽と言いたくなるような曲だと思う。


・Europe「The Final Countdown」(1986年)
作詞作曲:Joey Tempest



スウェーデンのハードロックバンドの代表曲。この曲も洋楽のコンピレーションアルバムの中で聴いた。サビも知らないのにイントロだけ知っていたという不思議な立ち位置の曲。イントロはテレビ番組でも様々なシーンで使われている印象がある。武藤敬司の入場曲だったようで、「派手なシンセ=プロレスの入場曲っぽい」という発想はこの曲から来ているのかもしれない。自分はそれに倣って、自動車学校の教習前やバイト前など気分をぶち上げたい場面でよく聴いていた。


3月…

・土屋昌巳「一日千夜(ONE DAY A THOUSAND NIGHTS)」(1987年)
作詞作曲編曲:土屋昌巳



土屋昌巳の3rdアルバム「Life in mirrors」の収録曲。この曲自体はかなり前から聴いていて大好きだったが、EPICソニー時代のアルバムを網羅したボックスセットを購入したのはこの頃だった。そして、聴き直して良さを再確認した。
「格好良い」としか言いようがない。終始演奏に圧倒されるばかり。特に「気持ち悪い」を褒め言葉として使いたくなるほどのベースが癖になって仕方がない。ついつい演奏に耳がいってしまうが、メロディー自体もかなりキャッチー。自分にとっては80年代のニューウェーブを深掘りするきっかけになった曲であり、今でもそのジャンル屈指の名曲だと思っている。


・藤本健一「朝の別れ」(1986年)
作詞作曲:K.FUJIMOTO-M.MATSUO
編曲:SYNC BOX



藤本健一のアルバム「aperitif」の収録曲。80年代のシティポップ・AOR系のシンガーソングライターで、唯一のアルバム「aperitif」はかなりのプレミアが付いている。自分もそれなりの金を出して入手した。そのオープニング曲がこの曲。ウエストコーストロックからの影響も感じられるミディアムナンバー。藤本のハスキーで甘い歌声や、サビでの佐藤博によるコーラスがたまらない。間奏のサックスソロは何度でも聴きたくなる。この曲のみならず「aperitif」は今こそ再評価されるような作品だと思うので、再発してほしいところ。


・さよならポニーテール「ぼくらの季節」(2012年)
作詞作曲:ふっくん
編曲:さよならポニーテール



さよならポニーテールのミニアルバム「なんだかキミが恋しくて」の収録曲。自分が聴いたのは、2ndアルバム「青春ファンタジア」(2013年)収録のバージョン。フォロワーが2ndを好きな作品として紹介していたことをきっかけに聴くようになった。いざ聴くと、思っていた以上に好きな曲が見つかった。「星屑とコスモス」「きみにありがとう」辺りと迷った末にこちらにした。
「青春」という言葉にある「儚さ」がよく現れた曲だと思う。相当にポップな曲にも関わらず「俺にもこんな日があったのかな…?」などと感傷に浸りながら聴いてしまう。きっと自分はいつまで経っても「青春コンプレックス」のようなものに囚われ続けるのだろう。


4月…

・The System「Don’t Disturb This Groove」(1987年)
作詞作曲:Mic Murphy, David Frank



黒人ボーカリストのミック・マーフィーと白人ソングライター・サウンドメーカーのデイビッド・フランクによるユニットのヒット曲。4thアルバムのタイトル曲でもある。彼らはエレクトロファンクや打ち込み主体のAORを得意としていたが、その魅力が遺憾なく発揮された曲。パワフルにも程があるスネアの音や煌びやかなシンセに圧倒されるばかり。この時代にしかできなかったであろう派手なサウンドにハマった。


・Prefab Sprout「Music Is A Princess」(2009年)
作詞作曲:Paddy McAloon



Prefab Sproutの8thアルバム「Let’s Change The World With Music」の収録曲。アルバムは1993年に録音されていた音源にパディ・マクアルーンが手を加えて完成させたもの。その中で特に気に入ったのがこの曲。
一切無駄がない美しいメロディーに引き込まれるポップナンバー。キーボード主体のサウンドは曲をより美しくしてくれる。構成やアレンジはかなり単純だが、それらを指摘するのは野暮だ。ひたすらメロディーに心を奪われるだけでいい。パディの音楽への想いが詰め込まれた歌詞は聴いていると恥ずかしくなる程。ただ、その真面目さはいかにもパディらしい。


・hide with Spread Beaver「ROCKET DIVE」(1998年)
作詞作曲:hide



hide with Spread Beaverの1stシングル曲(hide名義を含めると8th)。X JAPAN解散後初のソロシングル曲。90年代のヒット曲をより深く掘り下げようと思い立ち、hideのベスト盤を借りた時に耳にした。
爽快なメロディーやサウンドはもちろんのこと、前向きなメッセージが詰め込まれた歌詞も大好き。ここまで明るい曲をやっているイメージは無かったため、初めて聴いた時はとても驚いた。自分はX JAPANよりもhideのソロの方が好きなのだが、そう思うきっかけになった曲。


・Cymbals「Highway Star, Speed Star」(2000年)
作詞作曲編曲:沖井礼二



Cymbalsの5thシングル曲。Cymbalsは以前1stアルバムを聴いてハマったが、この頃にベスト盤「Anthology」を入手した。それで耳にして特に好きになったのがこの曲。現時点ではCymbalsの中で一番好きな曲となっている。疾走感のあるポップナンバーで、タイトル通り歌詞は高速でのドライブを思わせるもの。高揚感のあるピアノの音色がたまらない。
この曲を聴いて高速を走るという細やかな夢があるのだが、叶えられるのはいつになるのだろう。


・TWEEDEES「KLING! KLANG!」(2015年)
作詞作曲編曲:沖井礼二



TWEEDEESの1stシングル曲(配信のみ)。前述したCymbalsの作品や、竹達彩奈を含めた声優に提供した楽曲によって、沖井礼二の作るメロディーが好きだということはよくわかっていた。改めてそれを実感させられたのがこの曲。お洒落なポップ感や可愛らしい雰囲気に魅かれた。聴いた時には「こういうのを待ってたんだ!」と思った。この曲ばかり聴くせいで、TWEEDEESの他の曲を中々聴けないくらいにハマってしまった。


5月…

・くま井ゆう子「みつあみ引っ張って」(1994年)
作詞作曲:くま井ゆう子
編曲:大村雅朗



くま井ゆう子の5thシングル曲。くま井にとっては代表曲と言えるポジションの曲だと思われる。イントロからして名曲を予感したが、1番を聴き終えた頃にはそれが確信になった。真っ直ぐでキャッチーなメロディー、いかにも90年代ガールポップ的なキラキラした雰囲気のサウンドがたまらない。アレンジャーが大村雅朗と知った時はとても納得がいった。自分は大村雅朗の作る音が好きだと再認識した。


・ROUND TABLE Featuring Nino「Groovin' Magic」(2005年)
作詞作曲:伊藤利恵子
編曲:ROUND TABLE&桜井康史
ストリングスアレンジ:宮川弾



ROUND TABLE featuring Ninoの4thシングル曲。ROUND TABLE自体はかなり前から聴いていたが、そこまでハマっていなかった。Ninoを迎えてからの作品は今年になって初めて聴いた。最初に聴いたのが2nd「Nino」で、好きな曲が次々と出てきた名盤だった。これはその中でも特に好きな曲。
ふわふわとした可愛らしい歌声に、ポップそのものなメロディー、聴きごたえのある演奏…自分の好きな要素を詰め込んだ欲張りセットな曲だった。Ninoと組んでいた時代の方が好きなのだが、それだけNinoの歌声が自分好みということだと思う。


・吉川晃司「せつなさを殺せない」(1992年)
作詞作曲:吉川晃司
編曲:吉田建



吉川晃司の14thシングル曲。BOØWY→氷室京介→COMPLEXというような流れで吉川晃司に行き着いた。自分が借りたベスト盤のオープニングを飾っていたこの曲は一聴した時から大好きな曲。ヒット性の高いキャッチーなメロディーと力強いバンドサウンドとボーカル…好きな要素を挙げればきりが無い。この曲に限ったことではないが、吉川晃司の曲はただただ「かっこいい…」と思いながら聴いてしまう。
結局、2014年リリースのアルバムボックスを買ってしまうほどにハマった。収録されている作品を少しずつ楽しんでいきたいと思う。


・乃木坂46「ロマンスのスタート」(2014年)
作詞:秋元康
作曲:押田誠
編曲:佐々木総作・押田誠



乃木坂46の8thシングル「気づいたら片想い」の共通C/W曲。ライブでもよく盛り上がる人気曲。「人気曲だけど、俺この曲持ってねえわ」と思ってシングルを入手したわけだが、一度聴いただけで乃木坂の中でも特に好きな曲となった。なんてったってメロディーが強い。「自転車」「バス」「全力」と秋元康の王道のようなフレーズが出てくるのも良い。
「アイドルポップは高揚感」と言い続けてきたが、この曲はまさにそれ。ヒトカラで歌ってもぶち上がれる。間奏まで来る頃にはガチ恋口上でもやりたくなってくる。


・Blur「Girls&Boys」(1994年)
作詞:Demon Albarn
作曲:Damon Albarn, Graham Coxon, Alex James, Dave Rowntree



Blurの3rdアルバム「Parklife」の収録曲で、シングルカットもされた。何となく借りたベスト盤を聴いて特にハマったのがこの曲。ひねくれたポップ感がたまらない。初めて聴いた時は「何これ?」と思ってしまったが、それが良い。そこまで盛り上がらないのにやたらと耳に残るサビが印象的。チープなリズムとうねうねしたベースラインも相まって、何度でも聴きたくなってしまうような中毒性のある曲。


6月…

・ribbon「Virgin Snow」(1990年)
作詞:白峰美津子
作曲:松浦有希
編曲:鷺巣詩郎



ribbonの4thシングル曲。永作博美が在籍していたアイドルグループとして前から名前だけ知っていたが、作品はこの頃に初めて入手して聴いた。好みのど真ん中と言いたくなる曲ばかりだったが、この曲は群を抜いて好き。どこまでも切なく美しいメロディーに、ピアノやアコギ主体のシンプルなアレンジがよく合う。メンバーのコーラスワークも素晴らしい。「アイドルポップは高揚感」の他にも「アイドルポップは儚さ」とも思っている。この曲は後者に当てはまるだろう。


・Lip’s「Splendid Love」(1990年)
作詞:吉元由美
作曲:岸正之
編曲:清水信之


https://sp.nicovideo.jp/watch/sm12437428


Lip’sの2ndシングル曲。「アイドル冬の時代」(おニャン子クラブ解散からモーニング娘。のデビューまでとされる)に興味を持って、色々と探す中でLip’sを見つけた。↑の動画で初めてこの曲を聴いた時の衝撃は相当なものだった。メロディーもサウンドも歌声も笑ってしまうくらい自分の好みだった。この曲だけ聴いて、すぐに全曲集を買ってしまったくらいだ。そして、「アイドル冬の時代」をさらに深掘りしようと決めた。Lip’sには他にも好きな曲があるが、やはりこの曲が一番好き。
「2019年に出逢ったベストソング」の中でもとりわけ好きな曲を挙げるとすれば、この曲を挙げるかもしれない。


・堀込高樹「絶交」(2005年)
作詞作曲編曲:堀込高樹

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm3053533


堀込高樹の唯一のソロアルバム「Home Ground」のオープニング曲。タイトルのインパクトがあまりにも強いのでどのような曲かと思っていた。「絶交」なんて言葉を聞いたのは小学生の頃以来だったからだ。
いざ聴いてみると、拍子抜けしてしまうくらい爽やかなポップナンバーだった。誰かとの関係を絶ったり、新たな場所に行ったりすることに対して前向きになれるような曲だった。「知らない街 知らない人 どこまでも行けそう」というサビの歌詞が好き。
兄弟時代のキリンジは兄貴派なのだが、「Home Ground」はそれを再認識させられるようなアルバムだった。


・安部恭弘「アイリーン(Irene)」(1984年)
作詞:康珍化
作曲:安部恭弘
編曲:清水信之



安部恭弘の3rdアルバム「SLIT」の収録曲。80年代シティポップの有名どころなので名前は知っていたが、長らく作品を入手することはなかった。この時期に初めてベスト盤を入手して聴き始め、この曲にハマった。甘く美しいメロディーやボーカルもそうだし、何よりAORを極めたようなサウンドが好き過ぎる。ここまで聴きごたえがあって心地良い演奏もそうはない。
前述したLip’sの「Splendid Love」もそうだが、清水信之の作る音も大好きだ。


・少女隊「渚のダンスパーティー」(1985年)
作詞:亜伊林
作曲:中崎英也
編曲:佐藤準



少女隊の4thシングル曲。これまた名前だけ知っていて作品は聴いたことが無いという状態だったが、ある時にYouTubeでこの曲を聴いてすぐに好きになった。そして、直後にシングル集を購入した。80年代アイドルならではの賑やかでキラキラした雰囲気と、洗練された雰囲気が同居した感覚が癖になった。この曲に限らず、少女隊は今でも通じるようなアイドルポップが多い。それだけ楽曲に力を入れたプロジェクトだったということだろう。


・水瀬いのり「アイマイモコ」(2017年)
作詞作曲:Haggy Rock
編曲:白戸佑輔



水瀬いのりの4thシングル曲。フォロワーが度々作品について話題にしており、それで気になって聴き始めた形。アルバム3作を入手し、どれも好きな作品となっている。好きな曲が多くあるわけだが、その中でも2nd収録のこの曲が特に好き。
可愛らしさを突き詰めるわけでもなく、アーティスティックな方向を突き詰めるわけでもない。水瀬いのりは絶妙な存在の声優アーティストだと思うのだが、この曲はかなり可愛らしい方面。曲はもちろんのこと、やはり歌声が好き。その歌声が最高の形で生かされたタイプの曲だと思う。


【おまけと宣伝】
Spotifyにて、試聴用にプレイリストを作りました。
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だいぶ抜けがありますが、Spotifyにある曲は上半期編・下半期編問わず全て入れています。お使いの方はぜひ。
「2018年に出逢ったベストソング」「2020年に出逢ったベストソング」でも同じようなプレイリストを作ったので、そちらもよろしくお願いいたします。


上半期編は以上です。2019年は今回紹介した以外にも、数え切れないほど多くの名曲に出逢えました。これからも新旧問わず沢山の素晴らしい音楽に出逢えることを願って、今回の記事を終えます。

下半期編はこちらから。