以前書いた「あの頃、僕と、ポケモンと。」の3回目ということで。
前回は『ポケモン不思議のダンジョン 時・闇・空の探検隊』の好きなBGMについて語ってきましたが、
今回はポケモン本編のシリーズ3作目である『ポケットモンスター ルビー・サファイア』及びマイナーチェンジ版である『ポケットモンスター エメラルド』(以下『RS』『E』)の好きなBGMについて語っていきます。
また、リメイク版である『オメガルビー・アルファサファイア』は未プレイなので、それらには言及しません。


まずは思い出話から。

『RS』が出たのは2002年で、僕が3歳の時。当然リアルタイムでやっていないが、発売から数年経った2006年頃から兄がやっていた『ルビー』をやり始めた。2006年発売の『ダイヤモンド・パール』とほぼ同時期に始めた形となる。
『ダイヤモンド・パール』にはDSソフトであることを活かしたダブルスロットという機能があったので、それを利用するという目的でも使っていた。そのため、『サファイア』『ファイアレッド・リーフグリーン』も後に買ってもらった。

それら以上にやり込んだ(やり込んでいる)のが『エメラルド』の方。小学4年生の時に中古で買ってもらった。
今でも多くのプレイヤーを離さない、最強のやり込み要素であるバトルフロンティアが追加されたことが大きい。ポケモンの育成にも力を入れ始めた時期に買ってもらったので、エメラルドでも当たり前のように厳選や努力値振りといった作業を行い、バトルフロンティアに乗り込んでいた。
昨年になってこの頃からの夢だった「バトルタワー100連勝」を達成し、記念の記事を上げたのは良い思い出。それが今でも当ブログ一の人気コンテンツとなっているのは驚くほかないが…


ここからが本題。


『RSE』のBGMも『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズと同じく、僕にとっての音楽の入り口と言える存在。去年『RS』のサウンドトラックをレンタルで入手して聴いた時にそれを再認識した。

『RSE』における好きなBGMを思い出話や短めの感想と共に紹介していきます。いつもより少しカジュアルな文体で。
紹介する順番はサウンドトラックに収録されている順番です。曲名も収録されているタイトルの通りに紹介していきます。


「オープニングセレクト」

最初に主人公の名前を決める際に流れているBGMだったはず。後に123ばんどうろでも聴けるので、そちらの印象の方が強い。
まさに旅の始まりと言った感じの高揚感があるメロディーや音がたまらない。


「ミシロタウン」

主人公の家や研究所がある最初の町のBGM。この温かみよ。「マイホームタウン」なんて言葉を使いたくなってしまう。ポケモンシリーズでの最初の町のBGMは基本的に好きな物が多いけど、これは特に好き。僕の地元にBGMをつけるとしたらこの曲にしたい。


「101番道路」

最序盤で通る道路のBGM。最初に選んだポケモン(僕はいつもミズゴロウを選んでいた)のレベル上げ作業のお供として聴いていたのはここのBGM。このほんわかした雰囲気の曲をバックに、ひたすらジグザグマやポチエナを倒していた。


「コトキタウン」

コトキタウン及びフエンタウンで流れているBGM。この温かみに懐かしさよ。(2回目)温泉の街であるフエンタウンで再び使われる演出も最高。2つ目の町のBGMの中でも一番好き。こちらも地元のBGMにしたい。


「トウカシティ」

トウカシティで使われるBGM。アニメ『アドバンス・ジェネレーション』の提供クレジットの際にも流れていた。活気の良さと安心感がたまらない名曲。「ミシロタウン」「コトキタウン」が地元なら、この曲は親友の家というイメージ。また、主人公の父親がジムリーダーで、後に父親と対戦するという展開の熱さも印象的。


「海を越えて」

ハギ老人の船・タイドリップ号に乗って移動する際に使われるBGM。やたら船を飛ばしまくる老人にビビったのを思い出す。「そらをとぶ」を使えるようになると、聴くことも滅多に無くなってしまうだけに、貴重な曲。


「カイナシティ」

港町であるカイナシティで使われるBGM。まさに港町!と言いたくなるような元気の良さ。それでいてどこか洗練された雰囲気もある。それがこの曲の凄いところ。また、意外と曲が長く、大サビがあるのも良い。この曲を聴くためにわざわざこの町に移動していたのも良い思い出。


「海の科学博物館」

https://m.youtube.com/watch?v=2osoj7tExUY(初代「サント・アンヌごう」)

カイナシティにある施設で流れるBGM。ゆったりと時が流れていくような感覚に引き込まれる。ストーリーで行く以外には滅多に行かない場所なので、隠れた名曲という印象。
ちなみに、この曲は初代ポケモンでのサント・アンヌ号のBGMをアレンジしたもの。記事を書くにあたって久し振りにこの曲を聴いていて、ふと「…もしかして?」と思ったら本当だった。またこの曲が好きになった。


「110番道路」

序盤から中盤に入る頃に通る道路のBGM。サイクリングロード下でライバル戦があったんだが、ライバルの使うジュプトルに苦戦し、スバメを育てて何とか勝ったのは良い思い出。
また、この曲が流れる117番道路には育て屋があるので、僕にとっては孵化厳選のテーマソングとなっている。


「サイクリング」

自転車に乗っている時やポロック作りの際に流れるBGM。とにかく疾走感が凄い。どこまでも行きたくなる。基本的にどのシリーズも自転車のBGMは好きなんだけど、これはかなり好き。


「113番道路」

113番道路で流れるBGM。火山灰が降り注ぐ独特なマップが印象的な道路で、火山灰を集めてアイテムを作る遊びをよくしていた。スケールが大きいのにどこか哀愁のある曲やサウンドが好き。
また、かつて「113ばんだより」というサイトがあったのを思い出す。管理人さんは「るぼる」さんだったはずだけど、元気にしてるかな…好きでよく読んでました。


「えんとつやま」

えんとつやま、そらのはしら、かいていどうくつで使われるBGM。「大変なところに来ちゃったな…」と思わされる。曲やサウンド壮大さに圧倒される。後半の盛り上がりも素晴らしい。
僕はそらのはしらの印象が強い。マッハじてんしゃで一直線に駆け抜けないと床が抜けて落ちる仕組みのダンジョンで、それを抜けるのにかなり苦戦したのを覚えている。


「なみのり」

なみのりをして水上を移動している際に流れるBGM。この心地良さや美しさに身を委ねたくなる。RSEは僕がやったポケモンのシリーズの中でもとりわけ水上で移動する場面が多かった印象。必然的にこの曲を聴く機会も多かった。それでも鬱陶しくならなかったのはこの曲の良さのおかげかなと思う。


「119番道路」

物語が中盤から後半に入る頃に通る道路のBGM。なみのりで道路の対岸に渡った瞬間にこの曲が流れてきた時の興奮は相当な物だった。また新しい旅が始まろうとしている!という高揚感に溢れている。
背の高い草むらで主人公のマネをするトレーナー、いきなり出てきたトロピウスに驚いたこと、ヒンバスを釣るために1マス1マスひたすら回ったこと…
この道路の思い出は沢山ある。


「120番道路」

ストーリーの後半で通る道路のBGM。まさに冒険している感じの雄大さと美しさがたまらない。この道路も印象深い。初めて見たアブソルを伝説のポケモンだと思ったのは良い思い出。雨が上がって晴れる演出に加え、水面に雲が映る演出がこれ以上無いほど感動的。一つの道路でここまでストーリー性があるところもそうは無いと思う。
自分が今までにやってきたポケモンシリーズの道路の中でもトップクラスで好きな場所。


「サファリゾーン」

サファリゾーンにいる時に流れるBGM。この曲を聴きながらサファリゾーンを回っていると、何となく焦らされたのを覚えている。久し振りに聴いて、ここまでアフリカ音楽のテイストが強いのかと驚いた。ファンキー過ぎん?


「アジト」 

アクア団orマグマ団のアジトで流れているBGM。入っちゃいけないところ入ってる感の凄さ。とっくに解散させてからも聴きたいがためにアジトに入ってしまうレベルで好き。低音が格好良過ぎて…もうね…


「戦闘!アクア・マグマ団のリーダー」

アクア団orマグマ団のリーダーと戦う際のBGM。正直なところ、リーダーと言ってもそこまで強くはなかった。ただ、BGMの威圧感と格好良さが大好き。他の曲よりもやたらと低音が効いている影響…?後半に入ってくる下っ端がやっているのかな?と思うようなハンドクラップ音もボスらしさを感じさせる。


「ルネシティ」

終盤で立ち寄る町のBGM。明るいのにどことなく哀愁のある響きがたまらない。町全体から漂う無国籍感が魅力的で、このBGMもその魅力を引き出してくれる。
ルネシティは「そらをとぶ」か「ダイビング」を使わないと行けないというかなりの僻地なんだけど、火山の噴火でできた町という設定にワクワクする。民家の構造もここにしか無いもので、実際に行ってみたくなる。


「めざめのほこら」

めざめのほこら・りゅうせいのたきで流れるBGM。僕はどちらかというとりゅうせいのたきのイメージの方が強い。イントロからして壮大で神秘的な雰囲気が溢れている。「すげえとこ来ちゃったな…」って思うでしょ?後半にも盛り上がるという構成の隙のなさも素晴らしい。


「サイユウシティ」

ポケモンリーグがある場所で流れるBGM。明るいのに風格がある。しかも寂しさも感じられる。ポケモンセンターとチャンピオンロードしか無い町だからかな?この曲もまた「やばいとこ来ちゃったな…」って思わされるよね。


「カラクリやしき」

110ばんどうろにあるカラクリやしきのBGM。まさに「カラクリ」って感じのごちゃごちゃ感と楽しさに溢れた曲。一度聴くと中々忘れられない、どことなくチープな質感の音が最高にクセになる。


「すてられぶね」

海上にあるダンジョンのBGM。なんだよこの壮大さに儚さは。もうこれ映画音楽だよ。『タイタニック』とか戦争映画の劇中で使われててもいいんじゃない?大好き。
あと、「すてられぶね」って名前の良さね。「ちんぼつせん」とかだったら絶対ロマンが無かった。考えた人凄いよ。


「戦闘!四天王」

四天王戦のBGM。もうね。これ聴いたらぶち上がるしかないよ。後半に入ってくる手拍子の格好良さ。GBA音源特有の低音の強さがこれ以上無いほど合ってる。GBAじゃなきゃ魅力を出しきれなかったんじゃないかな。
…実はチャンピオン戦のBGMより好きだったりする。


「戦闘!フロンティアブレーン」(エメラルドのみ)

バトルフロンティアの各施設のブレーンと戦う際のBGM。この高揚感と緊張感、さいっこうだよね。何度も聴いて慣れてるはずなのに、聴くといつも手汗が出てくるし、戦闘中に聴くと心臓がバクバクする。僕の中の闘争心をぐっと引き出してくれる感じ。あらゆるゲームの戦闘BGMの中でもトップクラスで好き。


以上です。好きなBGMはありましたか?感傷に浸れましたか?興味を持った方、まだやったことの無い方、今すぐソフトとGBAかDSライトをポチってください。