R35 Sweet J-Ballads
2007年4月25日発売
ワーナーミュージック・ジャパン
初登場8位、最高3位
売り上げ約99.7万枚 
【収録曲】
1.SAY YES(CHAGE and ASKA)★★★★★
2.君がいるだけで(米米CLUB)★★★★
3.何も言えなくて…夏(JAYWALK)★★★★★

4.Get Along Together ~愛を贈りたいから~(山根康広)★★★★☆
5.TRUE LOVE(藤井フミヤ)★★★★☆
6.シングルベッド(シャ乱Q)★★★★★

7.離したくはない(T-BOLAN)★★★★☆
8.クリスマスキャロルの頃には(稲垣潤一)★★★★★

9.Woman(中西圭三)★★★★★
10.夏の日の1993(class)★★★★☆

11.もう恋なんてしない(槇原敬之)★★★★★
12.サボテンの花~"ひとつ屋根の下"より~(財津和夫)★★★★★
13.接吻 kiss(オリジナル・ラブ) ★★★★★
14.壊れかけのRadio(徳永英明)★★★★☆

15.愛が生まれた日(藤谷美和子・大内義昭)★★★★☆
16.世界中の誰よりきっと(中山美穂&WANDS)★★★★☆
【作詞作曲編曲データ】
1.作詞作曲 飛鳥涼 編曲 十川知司
2.作詞作曲 米米CLUB 編曲 米米CLUB/中村哲
3.作詞 知久光康 作曲 中村耕一 
   編曲 JAYWALK
4.作詞作曲 山根康広 
   編曲 山根康広/信田かずお
5.藤井フミヤ 編曲 佐橋佳幸
6.作詞 つんく作曲 はたけ 編曲 鳥山雄司/シャ乱Q
7.作詞作曲 森友嵐士 編曲 西田魔阿思惟(西田昌史)
8.作詞 秋元康 作曲 三井誠 編曲 清水信之
9.作詞 売野雅勇 作曲 中西圭三 編曲 小西貴雄/遠山淳
10.作詞 松本一起 作曲 佐藤健 編曲 十川知司
11.作詞作曲編曲 槇原敬之
12.作詞作曲編曲 財津和夫
13.作詞作曲 田島貴男 編曲 オリジナル・ラブ
14.作詞作曲 徳永英明 編曲 瀬尾一三
15.作詞 秋元康 作曲 羽場仁志 編曲 萩田光雄
16.作詞 上杉昇/中山美穂 作曲 織田哲郎 編曲 葉山たけし


発売年の2007年当時35歳前後の世代(1990年代前半に20代前後)を主なターゲットとしたコンピレーションもののアルバム。前年に「R35 Rock&Pops Super Hits」という洋楽コンピレーション盤が発売されており、それの邦楽盤として発売された。CMには桜井幸子と佐々木蔵之助が出演した。キャッチコピーは「もう一度、妻を口説こう。」


1990年代前半にヒットしたバラード曲をレコード会社を越えて収録している。宣伝を上手く行ったことが原因か長期に渡るヒットとなり、最終的にミリオン寸前の大ヒットを記録した。2008年1月にはスカパーで「スカパー!R35祭り」と銘打った、今作に収録された曲を中心にミュージックビデオを放送していた。他にも収録曲が使用されていたドラマや映画、アニメ等も放映された。それと連動したスペシャルライブ「ライブR35~もう一度、妻と歌おう~」が開催された。(2008年2月29日.3月12日、東京国際フォーラム)


しかし、2010年にJAYWALKの中村耕一が覚せい剤所持で逮捕され、廃盤となってしまった。


バラードと言っても聴いてて退屈になるようなスローな曲だらけという訳ではなく、大ヒットを記録した耳に残る曲ばかり。かといって選曲がこれ以上無いほど良かったという訳ではないと思うが、世代の方々なら必ず耳にしたであろう曲が多いことには間違いない。いわゆる一発屋といえるアーティストの曲も収録されており、その点ではなおさら懐古的な需要があったと考えられる。当時を知らない世代でも聴いたことのある曲があると思うので、メインターゲットのR35世代以外も十分に楽しめるはずだ。


 ★★★★★
余談…
最初のアルバムレビューがコンピレーションアルバムというのは我ながら妙な話ですが、このコンピレーション盤が管理人の音楽の趣味の原点となっているので、最初のレビューとさせていただきました。


これが発売された当時の管理人は小学2年生でしたが、母が買ってきたらしく、よく母の車の中で流れていました。幼心にも良いと思える曲が沢山あり、収録曲の中でも当時好きだったのは2、3、6、8、10、11、12、15、16でした。というか殆ど全曲ですね。挙げた曲以外も数年経ってから聴くとさらに好きになりました。これを聴いたことで1990年代の音楽に興味を持ち、母も同じようなコンセプトのコンピレーション盤を買っては車の中で流してくれたことで、さらに好きになりました。
余談はここまで。これからもレビューを行っていくのでよろしくお願い致します。