小沢健二は1988年にフリッパーズ・ギターとしてデビュー、1993年にソロデビューした男性シンガーソングライターです。
↑大ヒット当時の小沢健二
 ↑現在の小沢健二       
著名な楽曲は、フリッパーズ・ギター時代では「恋とマシンガン」「GROOVE TUBE」等が、ソロでは「カローラⅡにのって」「強い気持ち・強い愛」「さよならなんて云えないよ」
「痛快ウキウキ通り」「ラブリー」「今夜はブギー・バック」「ぼくらが旅に出る理由」「大人になれば」「ある光」等があります。

世間では30代以上の方は誰もが知っているであろう存在です。1994年から1996年にかけて多くのヒット曲をリリースし、番組にも多く出演していました。「オザケン」「王子様」と言ったあだ名で知られていました。1998年を最後に表舞台から姿を消し、その後は不定期に音楽活動を行っています。現在は環境活動家としての活動をメインにしているとされています。彼の存在そのものが時代性を強く感じさせるためか、カラオケで彼の楽曲を歌うとおじさん扱いされる危険があります!若い人とカラオケに行く時は気をつけてください!詳細は↓


【小沢健二の影響】
小沢健二の影響はかなり大きく、サブカル方面で今もなお強い影響を与えています。渋谷系音楽やファッションの代表的存在としても知られています。「今夜はブギー・バック」で日本にヒップホップを広め、別のアーティストとコラボするというやり方を定着させたと言われています。フリッパーズ・ギター時代は日本の軽音楽を変えたと言われるほどの活躍をしました。今の音楽界でも彼の影響を受けたと思われるアーティストがいます。フリーソウルの流れを継いでいるようなアーティストは影響を受けている者が多いと思います。


【楽曲について】
彼が影響を受けた音楽は洋楽が主で、そのような楽曲は自身の楽曲にも引用されています。ソウルやR&B、ファンク系の音楽から引用されていることが多いです。

音楽のジャンルはポップスがメインです。フリッパーズ・ギター時代はネオアコ、ギターポップ、ソロではロック、ソウル、R&B、ジャズ、AOR等目まぐるしく変化しています。恐らくその時ごとに興味を持った音楽をそのまま自分の音楽に反映しているのでしょう。一時はアルバムをリリースする度にジャンルが変わっていました。

彼の音楽の最大の魅力は文学的で難解な歌詞と言えます。何度も意味を考察したくなるような深い歌詞です。歌詞についてはタモリも絶賛しています。ジャンルは色々と変わっていますが、歌詞の難解さは変化していません。小説を読んでいる気分になれます。


【小沢健二のキャラについて】
今こそ伝説のような扱いをされているアーティストですが、最も活動が活発だった1994年~1996年頃は彼を嫌っている人も多かったとされています。歌声が細くて頼りない感じの高い声、気取ったキャラ、高学歴、家柄… 男性が最も嫌うタイプの男性と言えるかもしれません。ファンは女性がメインだったと考えられます。
家柄に関しては、両親が学者であり、叔父に小澤征爾、従兄弟に俳優の小澤征悦がいる等、相当な名家と言えます。学歴は東大文学部の卒業です。

楽曲は売れたものが多かったですが、本人のキャラによって売れた感が否めません。彼の楽曲はあまり一般受けするとは言えないものが多いです。時代の流れに上手く乗って一般リスナーに合わせてキャラを変えるような狡猾さがあったと考えられます。フリッパーズ・ギター時代は小山田圭吾(後のCORNELIUS)と共に雑誌のインタビューで他のアーティストを批判するような生意気なキャラ、ソロデビュー直後は内省的な文学青年のようなキャラ、セールス的な全盛期はナルシストな王子様キャラと激しく変化しています。その点ではセルフプロデュース能力が卓越していたと言えます。


【小沢健二の歌声について】
歌声に関しては2002年にアルバムをリリースした頃からボーカルスタイルが急変し、太く低めの声になりました。ボイストレーニングをニューヨークで行っていたようです。近年では不定期でライブを行っていますが、歌声は往年の声ではなく、太い声になっています。歌に関しては下手と言えますが声質が良いタイプと言えます。いわゆる下手ウマ系です。彼の楽曲の世界観に合った声質なので、あまりマイナスにはたらいていないように思います。


【何故伝説扱い?】
1998年にいきなり表舞台から姿を消して活動が不定期になってしまったためか、音楽と合わせて彼自身についての考察がされることがよくあり、それも伝説のアーティスト扱いされている理由です。


【アルバムやシングルについて】
アルバムに関しては、中古屋で大変よく見かけます。安価で入手できることも多いです。活動後期のシングルは、アルバム未収録になっている曲が多く、それは比較的高値で売られています。ヤフオクで見てもかなり高値です。


【まとめ】
今となっては彼の存在が伝説のようになってしまって正当に音楽が評価されにくくなっていますが、楽曲はとても良いものです。cero、シンリズムと言ったアーティストのファンなら是非とも聴いていただきたいと思います。